「一を以て万を知る」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
一を以て万を知る
「一を以て万を察す」ともいう。
【読み方】いちをもってばんをしる
【意味】
一つのことから多くのことを知ること。また、身近なことから理解して深奥を窮めること。
「一を以て万を知る」ということわざは、一部分を見ただけで全体を理解する、という賢さや察知力を表現した言葉なんだよ。
ほんなら、これは「一部分を見て全体を察する」っていう才能を指してるんやな。
つまり、ちょっと見ただけやけど、その中からいろんな情報を引き出して、全部を理解できるっていう頭の良さを示す言葉やな。頭ええ人は、ちょっと見ただけでも、その中に何が隠れとるか、全部見抜いてしまうんやな。
【出典】
「荀子」
【類義語】
・一を聞いて十を知る
・一を推して万
・目から鼻へ抜ける
【対義語】
・一を知りて二を知らず
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「一を以て万を知る」の解説
カンタン!解説
「一を以て万を知る」っていうことわざはね、一つのことを学んだり見たりすることから、それと関連するたくさんのことを理解することができるっていう意味だよ。
例えばね、サッカーの試合を見て、その中で1つのプレイを見て理解したら、それからサッカーのルール全体や他のプレイヤーの動きも理解できるようになるよっていう感じさ。
これは、中国の有名な考える人、荀子っていう人が昔に言った言葉なんだよ。日本語でいう「一を聞いて十を知る」と同じような意味だね。つまり、一つのことを学ぶことで、それと関連する他のたくさんのことを理解できるようになるっていうことを表しているんだ。
「一を以て万を知る」の使い方
ともこちゃんは優秀だよね。一を以て万を知るだよね。
常に頭を使っているからね。
一を以て万を知ることができない僕は、頭の使い方が足りないんだね。
想像力が足りないんでしょうね。
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「一を以て万を知る」の例文
- 健太くんは、一を以て万を知るように察しがいい。
- 一を以て万を知る生徒ばかりで将来が楽しみだ。
- ともこちゃんは一を以て万を知ってくれるので教えるのが楽だ。
- 一を以て万を知る人が相手だと、言葉が拙い僕の話をしっかり理解してくれて助かる。
- 経験を積むことで、言葉の端々や表情から一を以て万を知ることができるようになる。