「今の情けは後の仇」の意味(類義語)
【ことわざ】
今の情けは後の仇
【読み方】
いまのなさけはのちのあだ
【意味】
一時的に安易に同情すると、あとになってかえって悪い結果になるということ。
「今の情けは後の仇」ということわざは、困っている人に対して安易に助けてしまうと、結局その人にとって良くない結果を招くことがあるという意味があるんだ。
あー、それはつまり、「困ってる人をあまりにも安易に助けると、結局はその人のためにならへん」ってことやな。
助けてあげるのはええけど、それが当たり前になってしまうと、その人が自分で問題を解決する力を身につけられへんってわけやな。助けるっていうのも、どういう形で助けるかが大事なんやな、これは。
【類義語】
・今の甘葛、後の鼻面
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「今の情けは後の仇」の解説
カンタン!解説
「今の情けは後の仇」っていうことわざは、今はその人を気の毒に思って手助けをするけど、それが結局、後でその人にとって良くない結果をもたらすことを表しているんだよ。
例えばね、友達が宿題を忘れて困っているからといって、自分が全部手伝ってしまうと、その友達は自分で考えることをしなくなって、自分の力で問題を解決する能力が育たなくなってしまうよ。その結果、その友達は自分で何もできない人になってしまうかもしれないね。
だから、「今の情けは後の仇」っていうのは、時には困っている人を放っておくことも大切だっていう教えなんだ。自分が助けることによって、その人が自立するチャンスを奪ってしまうこともあるから、助けるときはその結果を考えて行動することが大切だよ。
「今の情けは後の仇」の使い方
子猫が捨てられている。かわいそうだ。
今の情けは後の仇よ。責任を持てないなら同情してはいけないわ。
見捨てるわけにはいかないから、責任をもって飼い主を探すよ。
命あるものに対してちゃんと責任を取るなんて偉いわね。
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「今の情けは後の仇」の例文
- 今の情けは後の仇というから安易な同情はやめた方が良い。
- 君の同情が相手のためになるとは限らない。今の情けは後の仇というよ。
- よく考えて情けをかけないと今の情けは後の仇となる。
- 何でもかんでも手を差し伸べればいいというわけではない。今の情けは後の仇というが、自己満足で終わることもある。
- その思いやりは本当に必要なのか。今の情けは後の仇ともいうが、相手にとっては悪い結果になる余計なおせっかいかもしれない。