「飢えたる犬は棒を恐れず」の意味(語源由来・類義語)

飢えたる犬は棒を恐れず
【読み方】
うえたるいぬはぼうをおそれず
【意味】
生活困窮者は危険を恐れない。


同じように、ほんまに困ってる人は、普通ならやらへんことでも、何とかして困窮を乗り越えようとするんやろ?飢餓状態やと、どんなことでもやってみるってことか。
【語源・由来】
飢えた犬は人間が振るう棒を恐れず食べ物を得ようとする意から、
【類義語】
・痩せ馬鞭を恐れず
・疲馬は鞭箠を畏れず
「飢えたる犬は棒を恐れず」の解説
「飢えたる犬は棒を恐れず」っていうことわざは、大変な状況にある人は、危険なことでも恐れずにやることがあるよ、っていう意味なんだ。
例えばね、お腹がすごく空いていて、何も食べるものがない犬がいたとするね。そんな時、ご飯がある場所に行くためには、普段なら怖くて近づかないような棒が振り回されている人のところを通らないといけないとしたら、その犬は棒を恐れずに走っていくかもしれないよね。なぜなら、お腹がすごく空いていて、それを満たすことが一番の優先事項だからだよ。
だから、「飢えたる犬は棒を恐れず」っていうことわざは、どんなに危険なことでも、生き抜くためにはやらないといけない時があるんだよ、ということを教えてくれるんだ。でもね、自分自身を無理に危険に晒さないように、常に周りの状況をよく見て、賢く行動することも大切だよ。
「飢えたる犬は棒を恐れず」の使い方




「飢えたる犬は棒を恐れず」の例文
- 飢えたる犬は棒を恐れずというが、収穫目前の農産物の窃盗が増えている。
- 被災地では、飢えたる犬は棒を恐れずで治安が急激に悪化しているという。
- 家族のためかもしれない、自分だけのためかも知れない。どちらにしても生活が行き詰まると飢えたる犬は棒を恐れずとなり罪を犯す。
- 刑務所から出ても再就職先がなく、飢えたる犬は棒を恐れずで再び犯罪に手を染める例が多い。
- 人生に絶望した若者が増え飢えたる犬は棒を恐れずのようになると、暴徒と化し危険なことになる可能性がある。























