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「烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる
【読み方】
うえんのたまごこぼたざればしかるのちにほうおうあつまる
【意味】
仁に基づき思いやりのある政治を行えば、優秀な人物が慕って集まるということ。
「鳳凰」は、想像上めでたい鳥。
「烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる」という表現は、たとえ平凡な存在であっても大切に扱うと、それに引き寄せられて優秀な人物が集まってくるという意味だよ。
あー、なるほどな。つまり、「みんなを大切に思って接してれば、それが伝わってすごい人たちも寄ってくる」ってことやな。
平凡なカラスやトビの卵でも大切にしてやれば、すごい鳳凰のような鳥まで集まってくるってことやな。それは、自分が大切にされたいと思うように、他人を大切にすることの大切さを教えてくれることわざやな。
烏や鳶といった平凡な鳥の卵も壊さないようにしてやれば、鳥たちは安心して鳳凰のようなめでたい鳥も集まってくるという意から。
【出典】
「漢書」
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「烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる」の解説
カンタン!解説
「烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる」っていうことわざは、もし誰にでも優しくて、寛大な心で接することができたら、その優しさに引き寄せられて、すごくすごい人たちまで集まってくるよ、っていう意味なんだよ。
考えてみて、もし君が平凡な鳥、たとえばカラスやトビの卵を大切に育てるような人だとしたら、それを見た鳳凰(ほうおう)みたいな、すごくすばらしい鳥までが、君のところに来てくれるかもしれないんだ。鳳凰は、想像上のめでたい鳥で、めちゃくちゃ美しいんだよ。
このことわざはね、誰にでも優しく、公平に接することの大切さを教えてくれているんだ。それができる人なら、すごくすばらしい人たちも引き寄せることができるっていうことだよ。だから、このことわざを心に留めて、みんなに優しく、公平に接することを心がけてみてね。
「烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる」の使い方
霞が関には無能な人ばかりいるんだろうか。
烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まるというから、首相が無能なのかも。
成績がいいだけの実務ができない人の集りなの?
自分の地位さえ守られれば良い人が多くて、この国を良くしようと思っている人は少ないわね。
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「烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる」の例文
- 投票は大事なんだ。国民を思う政治家が生まれないと、烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まるとはならないんだ。
- 烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まるというが、正しき心の政治家がいれば二世三世議員が我が物顔で永田町を闊歩することはなくなる。
- たった一人でいいから清い心の首相がいれば、烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まるとなる。
- 民を思う政治をすれば烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まるが、政治家は次の選挙のことしか頭にない。
- 正しき道を歩もうとすると邪魔をする者があらわれるものだが、国民のための政治という信念をまげずにいれば烏鳶の卵毀たざれば而る後に鳳凰集まる。