「魚の釜中に遊ぶが如し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
魚の釜中に遊ぶが如し
略して「釜中の魚」ともいう。
【読み方】うおのふちゅうにあそぶがごとし
【意味】
危険が迫っているとも知らずのんびり構えていること。
あー、なるほどな。それはつまり、ピンチが迫ってるのに全く気づかずにのんびりしてるってことやな。
煮られちゃう魚が鍋の中で遊んでるなんて、そりゃ無防備過ぎるやろ。それは、危険が迫っている時にはきちんと対策を練るべき、という教えが含まれてるんやな。
煮られるとも知らずに魚が釜の中で泳いでいるという意から。
【出典】
「後漢書」
【類義語】
・俎上の魚
・釜底游魚
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「魚の釜中に遊ぶが如し」の解説
カンタン!解説
「魚の釜中に遊ぶが如し」っていう表現は、ちょっと怖い話だけど、鍋の中で遊んでる魚が、すぐに煮られてしまうことを想像してみて。それはすごく大変な危険がすぐそこまで来ているっていうことを表しているんだよ。
例えば、遊びに行くときに、注意しないで道路を横切るとか、ボールを追いかけて道路に飛び出すとか、そういう行動は「魚の釜中に遊ぶが如し」だね。つまり、それは大変な危険がすぐそばに迫っているということを意味しているよ。
だから、この言葉を使って、自分や他の人がとても危険な状況にあることを強く伝えることができるんだ。自分の安全や他人の安全を大切にするためにも、この表現を覚えておいてね。
「魚の釜中に遊ぶが如し」の使い方
すぐに決断しないとまずいような案件が山積みになっているような気がするんだけど。
政治家は魚の釜中に遊ぶが如しよね。
危険が迫っていると知っているのに知らないふりをしているからまたたちが悪い。
同じ釜の中にいるのに、自分たちだけは無事だと思っているのかしらね。
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「魚の釜中に遊ぶが如し」の例文
- 神様目線で見ると、地球が滅亡しかけているというのにのんびり構えている人間は魚の釜中に遊ぶが如しなのだろう。
- 津波や噴火の危険が迫っているのに動画を撮影して逃げなかった人は、魚の釜中に遊ぶが如しだ。しかしそれは、正常性バイアスのせいらしい。
- 経営危機が迫っているというのに目先のことしか見えていない社長は、魚の釜中に遊ぶが如しです。
- 犯罪者が手ぐすね引いて待っていることを知らない子供にスマホを与えるのは、魚の釜中に遊ぶが如しで危険なのでしっかり教えるべきだ。
- ぼんやり生きていると、魚の釜中に遊ぶが如しいつの間にか煮えたぎっていることになるよ。
つまり、煮られてしまう運命にある魚が釜の中で遊んでいる、つまり、迫り来る危険を知らずに安心しているさまを言っているんだ。