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「君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ」の意味(出典)
【ことわざ】
君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ
【読み方】
きみ、しんをえらぶのみにあらず、しんもまたきみをえらぶ
【意味】
君主が選んで人を登用するだけでなく臣下も君主を選んで仕えるので、君主も道を修める努力が必要だということ。
つまり、上下の関係だけではなく、双方向の信頼関係が大切なんだね。
君主も、臣下から評価される立場にあるという自覚を持つべきってことやな。
【出典】
「後漢書」
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「君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ」の解説
カンタン!解説
「君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ」っていう言葉は、君主だけが臣下を選ぶんじゃなくて、実は臣下も君主を選ぶことができる、っていう意味なんだよ。
つまり、君主は自分が良い人材を見つけて臣下として雇うことはもちろん大事だけど、同時に自分自身も良い君主としてふるまわないと、良い臣下に使ってもらえない、ってこと。だから、君主も自分の行動や態度に気をつけて、臣下に信頼されるような存在でいる必要があるんだ。
この言葉は、リーダーシップに関する重要な教えを伝えているね。リーダーとして人を引き寄せるだけでなく、自分自身もフォロワーから信頼や尊敬を受けることが大切だということを教えてくれているよ。
「君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ」の使い方
社員が「横暴な社長についていけない」って全員辞めたらしいよ。
そうなる前に、君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶということに気付くべきだったわね。
まあ。気付けなかったからこそ社員に逃げられたんだろうけど。
経営のセンスがあっても、社長の器じゃないんでしょうね。
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「君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶ」の例文
- 売り手市場の今、君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶだから、会社の顔として社長はしっかりしなければいけない。
- 君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶというから、社長に人徳があれば、優秀な社員が集まってくる。
- 「ろくな学生が来ないな」と思ったなら、君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶから、この会社が選ぶに値しないろくでもない会社ということだ。
- 君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶといわれるが、僕は社長のユニークさでこの会社を選んだ。
- 超氷河期の時代には、君、臣を択ぶのみに非ず、臣も亦君を択ぶなんて言うことはできなかった。
要するに、権力者である君主も、その資質や徳を備えていなければ、支持されない可能性があるということ。両方がお互いの資質を見極める必要があるってことさ。