「家の前の痩せ犬」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
家の前の痩せ犬
【読み方】
うちのまえのやせいぬ
【意味】
臆病者なのに人の力を借りて威張る人のこと。
「家の前の痩せ犬」は、裏付けや支えがある時は高飛車になり、その支えがなくなると弱腰になる人のことを表しているんだよ。
なるほどな。つまり、「背中を押されてる時はえらそうにするけど、その支えがなくなったらすぐに元の小心者に戻る人」ってことやな。
そういう人を、自分の家の前でだけ威張る痩せた犬に例えてるんやな。これは、本当の強さっていうのは、どんな状況でも変わらへんものやなって教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
痩せた弱い犬でも飼い主の前では強そうに吠える意から。
【類義語】
・我が門で吠えぬ犬なし
・旅の犬が尾をすぼめる
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「家の前の痩せ犬」の解説
カンタン!解説
「家の前の痩せ犬」っていうことわざは、背中に頼れるものがあるときには大きな口をきくけど、そうじゃないときには全然元気がない、っていう人を表しているんだよ。
例えばね、友達がたくさんいるときや先生がいるときは、大きな声で意見を言ったり、他の人を指導したりするけど、一人になったり、誰も見ていないときには静かで、何も言えなくなったりするような人を指しているんだ。
「痩せ犬」は、弱っている犬のことを指していて、「家の前」っていうのは、その犬が飼われている家の前のことなんだ。「痩せ犬」でも、自分の家の前では吠えて威張ることができるよね。それと同じように、このことわざは、自分にバックアップがあるときだけは強気で、それがないときには弱気になる人のことを表しているんだよ。
「家の前の痩せ犬」の使い方
健太くんは上級生のお兄さんの権力を笠に着て威張っているのよね。
兄さんは下級生から恐れられているからね。
家の前の痩せ犬じゃない。格好悪いわね。お兄さんが卒業したらどうするつもりなの?
それにおびえる毎日だよ。
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「家の前の痩せ犬」の例文
- 後ろ盾がないと何もできない君は家の前の痩せ犬だな。
- 自身のHPに大物政治家の名を書き連ねた家系図を掲載している彼は、家の前の痩せ犬だ。
- 彼は威張っているが家の前の痩せ犬で、親の力がないとただの人だ。
- 三代目は家の前の痩せ犬だから、彼が後を継いだらこの会社は駄目だろうな。
- 親が立派過ぎると、家の前の痩せ犬となることが多いから子供も大変だなと同情する。