「榎の実はならばなれ、木は椋の木」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
榎の実はならばなれ、木は椋の木
【読み方】
えのみはならばなれ、きはむくのき
【意味】
強情で人の意見に従わないこと。
みんなが何と言おうと、「俺が正しい!」って信じ切ってる感じやな。自分の頭が一番だと思って、他人の意見を無視するのは良くないって、このことわざは教えてくれてるな。
【語源・由来】
榎と椋はよく似ているが、椋だと一度言ったら実がなって榎だと気付いても間違いを正さない意から。
【類義語】
・榎の実が三俵なっても木は椋
・椋はなっても木は榎
・這っても黒豆
「榎の実はならばなれ、木は椋の木」の解説
「榎の実はならばなれ、木は椋の木」っていうことわざはね、自分が間違っていることを認めず、人の意見を全く聞き入れない人のことを指すんだよ。
たとえば、あなたが一度言ったことを変えようとしない友達がいたとしよう。たとえその友達が間違っていて、それが明らかになったとしても、彼は自分が正しいと言い張るような感じさ。それがまさにこのことわざが表す意味だよ。
なぜ榎の木と椋の木が出てくるのかというと、これら二つの木は見た目が似ていて、名前も似ているからだよ。だから、どちらがどちらだか間違えやすいんだ。でも、このことわざに出てくる人は、自分が最初に「あれは椋の木だ」と言ったからといって、それが間違いであることがわかったとしても、「じゃあ、実がならなきゃ榎の木になるんだ」なんて言い訳をするんだ。これはつまり、自分の間違いを認めるのではなく、言い訳をして逃げるという強情な態度を表しているんだよね。
「榎の実はならばなれ、木は椋の木」の使い方
「榎の実はならばなれ、木は椋の木」の例文
- アシカとオットセイは違うのに、榎の実はならばなれ、木は椋の木と同じで、健太くんは間違いに気づいてもアシカをオットセイだと主張し続ける。
- ともこちゃんは聞く耳をもたず、榎の実はならばなれ、木は椋の木で意見を曲げない。
- 社長が榎の実はならばなれ、木は椋の木では会社は成長できない。
- 榎の実はならばなれ、木は椋の木というように、健太くんは頭がかたい。
- 父は頑固で榎の実はならばなれ、木は椋の木なので、大丈夫だといっても写真を撮ると魂を取られると思っている。