「海老跳れども川を出でず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
海老跳れども川を出でず
「海老跳れども斗を出でず」ともいう。
【読み方】えびおどれどもかわをいでず
【意味】
人それぞれに天分があり、それ以上のことはできないこと。
「海老跳れども川を出でず」ということわざは、どんなに努力しても、自分に与えられた運命や能力の範囲を超えることは難しいということを示しているんだよ。
なるほどな。それはつまり、どんなにがんばっても、自分が持ってる能力や運命から逃げられないってことやな。
海老がどんだけ跳んでも川から出れへんのと同じで、自分がどんだけがんばろうとも、自分の運命や能力の範囲以上のことはできないんやな。これは、自分の能力を理解して、その範囲内で最善を尽くすことの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
川海老はどんなに跳ねても結局川から出られない意から。
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「海老跳れども川を出でず」の解説
カンタン!解説
「海老跳れども川を出でず」っていうことわざはね、どんなにがんばっても、一生懸命に試みても、自分が生まれ持った運命や才能を超えることはできないっていう意味だよ。
例えば、誰もがプロのサッカー選手になりたいと思っても、みんながみんななれるわけじゃないよね。それは、各自に特有の才能や運命があるから。それが「天分」っていうものだよ。
ことわざに出てくる「海老」っていうのは、エビのことで、「跳ねる」っていうのは、エビが水面を跳ねるように泳ぐことを表しているんだ。でも、それがどんなに高く飛び跳ねても、川の範囲を超えることはできないんだよね。これが、自分の運命や才能を超えることはできない、という意味に繋がるんだ。
だから、このことわざは、「自分の持っている才能や運命を理解して、それを最大限に活かして生きることが大切」っていう教えを伝えているんだよ。
「海老跳れども川を出でず」の使い方
ともこちゃんは世界で活躍したいんだよね。
健太くんも世界を目ざせば?
海老跳れども川を出でずだよ。僕に世界は向かないな。
そうやって殻を破らず小さくまとまるのはもったいないわよ。
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「海老跳れども川を出でず」の例文
- 将来は親のあとを継ぐ。海老跳れども川を出でずで、それが僕の天分だと思う。
- 武士の子は武士に農民の子は農民に、海老跳れども川を出でずという時代は終わった。
- 英語が苦手な僕が、外国人の彼女と付き合うのは海老跳れども川を出でずで無理だ。
- 才能が無いから海老跳れども川を出でずとあきらめていた。
- 海老跳れども川を出でずと思うこともあったが、努力を重ねることで才能ある人に限りなく近づくことはできる。