「閻魔の色事」の意味(語源由来)
【ことわざ】
閻魔の色事
【読み方】
えんまのいろごと
【意味】
釣り合わないことや不似合いなこと。
「閻魔の色事」ということわざは、何かが互いに釣り合っていない、つまり不釣り合いなこと、不似合いなことを表すんだよ。
そうかいな。つまり、「全然合わへんこと」や、「不似合いなこと」のことを指すんやな。
互いに釣り合ってないと、なんか違和感があるやろ? それを上手く表してるわけやな。これは、何事もバランスが大事ってことを教えてくれる言葉やな。
恐れられる閻魔大王と恋愛は不似合いである意から。
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「閻魔の色事」の解説
カンタン!解説
「閻魔の色事」っていうことわざはね、全く合わない、不釣り合いな状況やことを指す言葉なんだよ。
たとえばね、真剣に勉強している教室で、突然、大きな音で音楽を流し始める人がいたら、それはまさに「閻魔の色事」ってことなんだよ。
「閻魔」っていうのは、あの怖~い地獄の番人、閻魔大王のことで、「色事」は恋愛のことを言うんだ。でもね、想像してみて。「恐ろしい閻魔大王が恋愛なんて・・・」って、全く合わないよね?その不釣り合いさを表しているんだよ。
だから、「閻魔の色事」っていうのは、全く場違いで、なんだか笑っちゃうくらい不似合いな状況やことを言うときに使うんだよね。
「閻魔の色事」の使い方
色恋沙汰とは無縁そうな強面の先輩に彼女ができたんだ。
びっくりだわ。まさに閻魔の色事ね。
彼女とどんな話をするんだろうね。
どんな顔でどんな話をするのか想像もできないわ。
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「閻魔の色事」の例文
- 筋肉隆々な健太くんがシンクロナイズドスイミングをするのは、閻魔の色事で美しくないなあ。
- 一昔前は男性が女性の服を着るのは閻魔の色事だと思われていたが、今では当たり前の時代になった。
- 童顔なのにひげをはやすなんて閻魔の色事だしもったいない。
- バイオレンス池上とあだ名で呼ばれる暴力体育教師が、笑顔でチワワを散歩させていたが閻魔の色事だと思い見て見ぬふりをした。
- その帽子は君には閻魔の色事だ。帽子はない方が良い。