「遠慮ひだるし伊達寒し」の意味(語源由来)
【ことわざ】
遠慮ひだるし伊達寒し
【読み方】
えんりょひだるしだてさむし
【意味】
みえを張るのも外見を飾るのもほどほどにという戒め。
「ひだるし」は、空腹であること。「伊達」は、いきな服装をすること。
「遠慮ひだるし伊達寒し」ということわざは、遠慮や見栄といった行動もほどほどにし、過剰にならないよう注意しなさい、という教えが含まれているんだよ。
なるほどな。つまり、「遠慮も見栄も過ぎると困る」ってことやな。
適度に遠慮するのも大切やし、見栄も時には必要やけど、やりすぎると逆効果になっちゃうってことや。これは、何事も適度さが大切ってことを教えてくれる言葉やな。
遠慮して食べたいのに食べないでいると、空腹を我慢することになる。伊達気取りで薄着でいると寒さに閉口する意から。
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「遠慮ひだるし伊達寒し」の解説
カンタン!解説
「遠慮ひだるし伊達寒し」っていうことわざはね、遠慮も見栄も度を越すと不都合なことが起こる、つまりほどほどが一番だよ、っていう意味だよ。
たとえばね、おなかがすいてるのに、他の人に遠慮して自分は何も食べないと、結局おなかがすいて苦しい思いをするんだよね。それと同じで、見栄を張って薄着でいると、寒さに耐えきれなくなることもあるんだ。
「ひだるし」はおなかが空いて辛いという意味で、「伊達寒し」は見栄を張って寒さに耐えることを表しているよ。だから、「遠慮ひだるし伊達寒し」っていうのは、「遠慮も見栄もほどほどにしないと、結局自分が苦しむことになるよ」ということを伝えているんだよね。
「遠慮ひだるし伊達寒し」の使い方
健太くん。寒くないの?
男は冬でもTシャツ短パンだよ。
遠慮ひだるし伊達寒しというわよ。見栄を張り過ぎじゃないの?
今見栄をはらずしていつはるの?今でしょ。
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「遠慮ひだるし伊達寒し」の例文
- 体裁ばかり気にするのはやめなさい。遠慮ひだるし伊達寒しだ。
- 遠慮ひだるし伊達寒しで、うわべだけ飾るのはみっともないぞ。
- 見栄っ張りは損をするよ。遠慮ひだるし伊達寒しと昔から戒められている。
- お腹がすいていたなら言えばいいのに、遠慮ひだるし伊達寒しだよ。やせ我慢するとは君は武士なのか。
- 遠慮ひだるし伊達寒しだから、恥も外聞も気にせずもっと自分の思うままにしてみたらどうだろう。