「鬼に衣」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鬼に衣
【読み方】
おににころも
【意味】
必要ない物のたとえ。また、優しそうに見えて心の中は恐ろしいことのたとえ。
「鬼に衣」ということわざは、一見必要そうに見えても実際には無用なこと、または、外見と内面が一致していない、つまり外側は優しいが内側は恐ろしいといった不均衡な状況を表す表現なんだよ。
なるほどな、それはつまり、「外見と内面が一致してない」ってことやな。
表面はキレイごとを言って見せかけてるけど、中身は鬼みたいに恐ろしいとか、見た目と中身のギャップを指す言葉なんやな。これは、人を見るときは、外見だけでなく中身もしっかり見ることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
鬼は裸なので服は必要がないという意から、不必要な物のたとえ。鬼が僧衣を着る意から、優しそう見えてもおそろしいことのたとえ。
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「鬼に衣」の解説
カンタン!解説
「鬼に衣」っていうことわざはね、元々必要のないものをつけ足したり、本来はないはずのものを持っていたりすることを指すんだ。それはつまり、無駄なことや、おかしなことを表す表現なんだよ。
例えば、友達が自転車に乗る時に、ヘルメットをするのは大切だけど、防弾チョッキを着るなんてことをしたら、それは「鬼に衣」だね。防弾チョッキは本来、自転車に乗る時には必要ないものだからさ。
それと同時にね、「鬼に衣」は外見と中身が合ってないことを表すこともあるんだ。つまり、外見はすごく優しく見えるけど、実際は心が冷たい、とか、見た目はちゃんとしてるけど、行動がだらしない、とかそういうことさ。だから、人は見かけにだまされないように、相手の中身もちゃんと見ることが大切だよ、って教えてくれているんだね。
「鬼に衣」の使い方
このシャープペンかっこいいなあ。
勉強しない健太くんには鬼に衣でしょう?
これを買ったらやる気を出すかもしれないよ。
そう言うことをいう人に買っても無駄になる確率70%。
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「鬼に衣」の例文
- ともこちゃんは鬼に衣で、ふんわりとした見た目と異なり怖い。
- 片付かない部屋に住む人は、鬼に衣と言える物で溢れかえっている。
- 料理嫌いな健太くんに、この調理道具は鬼に衣だ。
- おしゃれに興味がない健太くんにブランド物は鬼に衣でもったいない。安いファストファッションでいい。
- 数年に一度しか雪が降らないから、スタッドレスタイヤは鬼に衣でもし降ったらチェーンを装着すればいい。