「親思いの主倒し」の意味(語源由来)
【ことわざ】
親思いの主倒し
【読み方】
おやおもいのしゅだおし
【意味】
使用人が主の家のものを盗み、自分の親に貢ぐこと。
ほんまに、親思いでも、そんなことせんといてええのにな。せっかくのいい気持ちが、悪い方法で台無しってわけやな。
親孝行するなら、ちゃんと働いて稼いで、親に楽させてあげた方がええわな。親のために人を裏切るなんて、それはちゃんとした親孝行ちゃうねんてな。
【スポンサーリンク】
「親思いの主倒し」の解説
カンタン!解説
「親思いの主倒し」っていう言葉は、ひとりの働いている人が、自分の親を助けたいと思って、でも、そのためにお仕事している所のお金やものを盗んでしまうことを指すんだよ。
この言葉の「主倒し」の部分は、自分が働いている場所を困らせる、つまり倒してしまうという意味なんだ。
例えばね、あるお店でアルバイトしている人が、親がお金に困っているからといって、お店のお金を取ってしまって、親に渡すようなことだよ。
この言葉は、親を助けたいという気持ちは素晴らしいことだけど、それをする方法が間違っていると、結局はみんなに迷惑をかけてしまう、と教えているんだね。親を助けたい気持ちはすごく大切だけど、そのために何をするかも大切に考えなくちゃいけないんだよ。
「親思いの主倒し」の使い方
首相のために、奥さんがまた良かれと思い動いたようだね。
結局親思いの主倒しで足を引っ張ることになったわよね。
それでも首相は夫として、妻に感謝しているんだよね。
夫婦としては最高の夫婦よね。
【スポンサーリンク】
「親思いの主倒し」の例文
- 会社のためにしたことが、結局親思いの主倒しで経営悪化につながった。
- 彼は思いつきの独断で動くから、親思いの主倒しとなることが多い。
- 健太くんの行動は悪気が無いからたちが悪い。よかれと思ってくれているのはわかるが親思いの主倒しになっている。
- やることなすこと裏目に出て親思いの主倒しとなった。
- 親思いの主倒しとならないよう、本当にためになるのか考える。
親のためという理由でも、間違った方法を選ぶことは結果として悪い影響を及ぼす、という警告が込められている。