「弱り目に祟り目」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
弱り目に祟り目
【読み方】
よわりめにたたりめ
【意味】
困っているときに、さらに困ったことが重なっておきること。
もうすでに大変な時に、さらに面倒なことが降ってくるってわけや。これは、厄介な事が重なるときの大変さを教えてくれてるわけやな。
【語源由来】
困っているときに、さらに神や仏の罰が当たることから。
【類義語】
・泣き面に蜂
・痛む上に塩を塗る
・損して恥掻く
・降れば土砂降り
・踏んだり蹴ったり
【英語訳】
One misfortune calls another.
Misfortunes never come singly.
「弱り目に祟り目」の解説
「弱り目に祟り目」っていうことわざの由来は、まさに「困っているときにはさらに厄介なことが起こる」という意味だよ。
直訳すると、「目が弱っているときにさらに目に災いがある」となるんだけど、この「目」は実際の目のことじゃなくて、人の身に起こる災難やトラブルを指しているんだよね。だから、「弱り目」は「困っている状態」を、「祟り目」は「さらなる災難」を表しているんだ。
例えば、風邪を引いて具合が悪いときに、その上にテストが重なったり、宿題がたくさん出たりするような時に使うんだよ。「もうついてないなぁ…」って思うような、不運が重なる時の表現としてよく使われるんだよね。
つまり、「弱り目に祟り目」は、既に困っている状況にさらに問題が起こる、という意味があるんだよ。運が悪いときにはさらに悪いことが重なる、ということを教えてくれる言葉なんだね。
「弱り目に祟り目」の使い方
「弱り目に祟り目」の例文
- 潮干狩りへ行ったときに、妹が迷子になってしまって探しているうちに、弟も迷子になってしまったんだ。弱り目に祟り目だったよ。
- 弱り目に祟り目というけれど、転んだ拍子に階段から落ちてしまって、さらに捻挫をするなんて参ったよ。
- 困っているときに、さらに困ったことが重なって起きた。弱り目に祟り目だ。
- 空き巣に入られたので、家の鍵を新しくしたけれど、今度はその新しい鍵を無くしてしまって弱り目に祟り目だ。
- もらったばかりのお年玉が入った財布を落として、がっかりして家に帰る途中で転んで骨折した。弱り目に祟り目だ。
- 弱り目に祟り目というように、こんなに不運が続くなんて思ってもいなかったよ。