【ことわざ】
開いた口へ牡丹餅
【読み方】
あいたくちへぼたもち
【意味】
思いがけない幸運が舞い込んでくることのたとえ。
努力をしていないにも関わらず、幸運に恵まれることのたとえ。
牡丹餅とは、もち米とうるち米を合わせて炊いたご飯を、軽くついて丸めたものに、餡やきな粉をまぶしたもの。
春秋の彼岸に仏前に供えるもの。
春に作るものを「ぼたもち」、秋に作るものを「おはぎ」ということもある。
春秋の彼岸に仏前に供えるもの。
春に作るものを「ぼたもち」、秋に作るものを「おはぎ」ということもある。
思いがけない災難にあったときに使うのは誤り。
「あの事故は開いた口へ牡丹餅だった。」と使うのは誤り。
「あの事故は開いた口へ牡丹餅だった。」と使うのは誤り。
【語源・由来】
口を開けたところへ、牡丹餅が落ちてくるということが由来。
【類義語】
・鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
・棚から牡丹餅(たなからぼたもち)
【英語訳】
He thinks that roasted larks will fall into his mouth.
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「開いた口へ牡丹餅」の使い方

昨日お母さんに留守番をするように頼まれたんだ。

そうだったの。

急におばあちゃんが訪ねてきて、おみやげにケーキを買ってきてくれたんだ。
すごくおいしかったよ。
すごくおいしかったよ。

開いた口へ牡丹餅だったのね。
「開いた口へ牡丹餅」の例文
- 遠縁のおじさんが亡くなって、身内が私だけということで莫大な遺産を相続することになった。開いた口へ牡丹餅とはこのことを言うのか。
- 就職の面接に落ちてしまい、帰り道を歩いていたら、モデルにならないかとスカウトされたんだ。開いた口へ牡丹餅というような話だよ。
- それほど営業成績が良いわけではないにも関わらず、開いた口へ牡丹餅というような、昇進の話に驚いている。
- 公園で出会った人にもらった宝くじが一等に当選していて、開いた口へ牡丹餅だ。
- 今度の大会で優勝することは、開いた口へ牡丹餅というわけにはいかないだろう。
まとめ
期待をしていないにも関わらず、思いがけないところから幸運が舞い込むことは、とてもうれしいことですね。
しかし、開いた口へ牡丹餅ということばかり期待をせずに、努力をし向上をすることを心がけて暮らしたいものですね。