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「嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず
「嘉肴有りと雖も食せざればその味わいを知らず」ともいう。
【読み方】かこうありといえどもくらわざればそのうまきをしらず
【意味】
聖人の教えも実際に学ばなければそのよさがわからないということ。偉大な人物も用いてみなければ、その能力を知ることはできないということ。
実践することの必要性を説いたことば。
なるほどな、それはちょっとおいしい料理に例えるとわかりやすいかもしれへんな。見た目でどんなにおいしそうでも、実際に食べてみないとその味はわからへんもんな。
人の能力や教えも、使ってみないとわからへんのと同じやね。じゃあ、思い切って何でもやってみたらええんか、それがこのことわざの教えやな!
【出典】
「礼記」
【語源・由来】
どんなにおいしい料理でも食べてみないとその味は分からない意から。また、才能ある者も用いてみなければ、その良さは分からないということ。
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「嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず」の解説
カンタン!解説
「嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず」っていうことわざはね、たとえばおいしいお菓子があるのに、食べなければどれだけおいしいかわからないよね?と同じように、2つの大切な意味があるんだよ。
- まずね、何かすごく素晴らしい教えや知識があっても、それを学ばないとそのすばらしさがわからないよ。たとえば、素晴らしい本があるけれど、読まないとその内容がわからないということだよ。
- そしてね、大人物、つまりすごく才能のある人がいても、その人にチャンスをあげてみないと、その人がどれだけすごいかわからないんだよ。サッカーで言えば、すごくうまい選手がいても、試合に出さないとそのうまさがわからないということだね。
このことわざは、学ぶことの大切さや、人の才能を試すことの重要性を教えてくれるんだ。だから、新しいことに挑戦してみたり、人にチャンスをあげたりする勇気が大切だっていうことを表しているんだよ。
「嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず」の使い方
論語って有名だけどそんなに良いのかな。
嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らずよ。読んでみたら?
口語訳されているものがあれば読むよ。
ちょうどよかった。ここにあるわよ。
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「嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らず」の例文
- 嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らずだから、ともこちゃんを採用してみようじゃないか。
- あまり期待していなかったが、嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らずだからと健太くんを用いてみたら、予想以上の働きを見せてくれた。
- 教会に行くのは面倒だったが、嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らずだからと聖書を読み、心入れ替え教会に通うようになった。
- 嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らずだから、とりあえず学んでみるといい。
- 孟子とか荘子とか、賢人の名前はたくさん知っているけど、嘉肴ありと雖も食らわざればその旨きを知らずだ。学んでその良さを知るといい。
聖人の教えや大人物の能力も、学んだり用いたりしなければ、どれだけ素晴らしいものか理解することができないということを表しているんだ。