【ことわざ】
果報は寝て待て
【読み方】
かほうはねてまて
【意味】
幸福というものは自分の力ではどうすることもできない。自然に身を任せ気長に待つことが良いということ。
果報は寝て待てとは、良い結果を得るためには寝て待っていればよいということではないので要注意。また、「家宝は寝て待て」と書くのは誤り。
【語源・由来】
仏教の「因果応報」の教えからきている。因果応報とは、善い行いをすれば来世は良い事が起こり、悪い行いをすれば来世は悪い事が起こるといった自らの原因によって生れた結果や報いであるとする考え方を言う。果報は寝て待ての”果報”は、前世で善い行いをした結果として来世で受ける報いのことを指す。人事(果報)を尽くしたのなら、結果は決まっているのだから焦らず待てということ。
【類義語】
・運は寝て待て
・福は寝て待て
・待てば海路の日和あり
・待てば甘露の日和あり
・人事を尽くして天命を待つ
・石の上にも三年
【対義語】
・蒔かぬ種は生えぬ
・運を待つは死を待つに等しい
【英語訳】
・Everything comes to him who waits.
・Good things come to those who wait.
・Sleep and wait for good luck.
・There is luck in leisure.
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「果報は寝て待て」の使い方
あ―、どうしよう。
ともこちゃん、どうかしたの??
この間テストがあったでしょ?そのテスト、来年の推薦の成績に大きく反映されるの。今年最後のテストで一生懸命頑張ったけど自身がないの。推薦で行きたい学校があるのに…。
まぁまぁ、ともこちゃん落ち着いて。ともこちゃんは試験勉強あんなに頑張ったじゃん?果報は寝て待てって言うんだし、力の限り尽くしたのなら、後は焦らず待つだけだよ!
「果報は寝て待て」の例文
- 果報は寝て待てというが、文字通り寝ている弟は大丈夫だろうか?