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【噛む馬はしまいまで噛む】の意味と使い方や例文!語源由来は?(類義語・英語)

噛む馬はしまいまで噛む

【ことわざ】
噛む馬はしまいまで噛む

【読み方】
かむうまはしまいまでかむ

【意味】
生まれつきのよくない性質や、一度身についた悪い癖は、なかなか直らず長く残るというたとえ。

ことわざ博士
噛む馬はしまいまで噛むは、同じ悪い行いを何度も繰り返す人の性質や習慣が、容易には改まらないことを表すよ。
助手ねこ
注意や失敗を重ねても悪い癖を直そうとしない人を、戒めたり批判したりする場面で用いるニャン。

【英語】
・Old habits die hard.(長く続いた習慣はなかなか改まらない)
・A leopard can’t change its spots.(人の悪い性質は容易には変わらない)

【類義語】
・雀百まで踊りを忘れず(すずめひゃくまでおどりをわすれず)
・三つ子の魂百まで(みつごのたましいひゃくまで)

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「噛む馬はしまいまで噛む」の語源・由来

ことわざを深掘り

「噛む馬はしまいまで噛む」は、人に噛みつく癖のある馬は、その癖が死ぬまで直らないという姿を、人間の性質や習慣に重ねたことわざです。馬について述べた前半が、そのまま人への戒めとなっています。

ここでいう「噛む」は、食べ物をかみ砕くという意味ではありません。馬が人や物に歯を立てて傷つけることを指し、危険を伴うよくない癖を表しています。

馬が一度だけ偶然に噛んだという話ではなく、「噛む馬」と言い切ることで、噛みつく行為がその馬の癖となっていることを表します。そのため、人について用いる場合も、一度の失敗ではなく、同じ悪い行動を繰り返す場合に当てはまります。

「しまい」は、物事の終わりや最後を意味する言葉です。このことわざの「しまいまで」は、単に一日の終わりまでということではなく、その馬の一生の終わり、すなわち死ぬまでを表しています。

「しまい」は「終い」や「仕舞い」と漢字で書くこともありますが、「噛む馬はしまいまで噛む」では、ひらがなで表す形が広く用いられています。「噛む馬は終いまで噛む」と書いても、意味と読み方は変わりません。

このことわざは、馬の具体的な噛み癖から、人間の目には見えにくい性質や習慣へと意味を広げた表現です。「注意を受けても同じうそをつく」「何度約束しても同じ不正をする」といった、繰り返される悪い行いを厳しく言い表します。

悪い「癖」だけでなく、生まれつきのよくない性質が一生残るという意味でも用いられます。そのため、軽い生活習慣よりも、本人の性格に深く結び付いた欠点について使うと、言葉の厳しい意味がよく表れます。

文の初めと終わりに「噛む」を繰り返す形にも特徴があります。「噛む馬」が結局「噛む」という同じ所へ戻るため、癖が少しも改まらない様子を、短い一文の中で印象深く表しています。

類義語の「雀百まで踊りを忘れず」は、雀が死ぬまで飛び跳ねるように、幼いころに身についた習慣は、年を取っても抜けないことを表します。習慣が長く残るという点では共通しますが、「噛む馬はしまいまで噛む」は、特に悪い癖を厳しく戒める言い方です。

「三つ子の魂百まで」は、幼いころの性格や性質が、年を重ねても変わらないことを表します。これに対して、「噛む馬はしまいまで噛む」は、噛みつくという害のある行動をたとえにしているため、相手の欠点を非難するニュアンスがより強くなります。

ただし、このことわざは、人の性格や習慣が決して変えられないという科学的な決まりを述べたものではありません。悪い癖を放っておけば、いつまでも続きやすいという生活上の経験を、強い言葉で表したものです。

現在では、何度注意されても同じ過ちを繰り返す人や、長年の悪習を改めようとしない人について使います。一度の失敗を責める言葉ではなく、悪い性質や習慣が長く続いていることを指すことわざです。

「噛む馬はしまいまで噛む」の使い方

健太
お兄ちゃん、夜更かしをやめると約束したのに、昨日も夜中までゲームをしていたんだ。
ともこ
先週も同じことを言っていたよね。噛む馬はしまいまで噛むというけれど、すっかり癖になっているのかな?
健太
このままでは朝も起きられないよ。今日は僕からも、生活の時間を決めようって話してみる!
ともこ
うん。悪い癖は直しにくいけれど、諦めずに工夫することも大切だね。
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「噛む馬はしまいまで噛む」の例文

例文
  • 何度注意されても人の話をさえぎる彼を見て、祖父は噛む馬はしまいまで噛むと嘆いた。
  • 噛む馬はしまいまで噛むというが、同じうそを繰り返していては信用を取り戻せない。
  • その業者は処分を受けた後も不正を重ね、噛む馬はしまいまで噛むと批判された。
  • 弟は宿題を後回しにする癖が直らず、母から噛む馬はしまいまで噛むと言われた。
  • 噛む馬はしまいまで噛むと決めつけず、本人が悪い習慣を改められるように支えることも必要だ。
  • 約束を破ってばかりいる友人に、彼は噛む馬はしまいまで噛むと厳しく忠告した。

主な参考文献
・松村明監修、小学館大辞泉編集部編『大辞泉 第二版』小学館、2012年。
・小学館国語辞典編集部編『精選版 日本国語大辞典』小学館、2006年。
・Cambridge University Press & Assessment, Cambridge Dictionary, “die hard” and “a leopard can’t/doesn’t change its spots”.





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