「風見の烏」の意味(語源由来)
【ことわざ】
風見の烏
【読み方】
かざみのからす
【意味】
お高くとまるさまや、くるくるよく回ることのたとえ。
「風見」は、鳥や船などの形をした風向計。
ほほー、意味が深いことわざやね!立場や意見が変わりやすい人を風見鶏と呼ぶのは面白い比喩やな。自分の考えをしっかり持つことが大切やね!
【語源・由来】
風見が高い所に備えつけてあることから。また、風見が風に吹かれて回転することから。
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「風見の烏」の解説
カンタン!解説
「風見の烏」っていう表現はね、カラスの形をした風見ちゃんを指すんだよ。風見ちゃんっていうのは、風の方向を示すために使われるもので、屋根の上などの高い所によく置かれているんだ。
この「風見の烏」は、2つの意味があるよ。
- 高いところから見下ろしているので、自分が上の立場にいるように振る舞う人に例えることができるんだ。例えば、すごく自己中心的で、人より上だと思っている人がいたら、「風見の烏」みたいだね、と言うことができるよ。
- 風の方向によってくるくる回る様子から、人の意見が変わりやすい、いつも気まぐれで方向を変える人にたとえることもできるんだ。だから、今日はこう言ってたのに、明日は全然違うことを言う人がいたら、その人は「風見の烏」みたいだね、と言うことができるよ。
この表現は、自分だけの考えで行動したり、人の意見に流されやすい人の様子を描写するのに使われることが多いんだよ。
「風見の烏」の使い方
彼女の気位の高さは風見の烏みたいだね。
言い得て妙ね。まさに風見の烏だわ。
自分の方が上よと言わんばかりのあの態度。どうにかならないかな。
鼻をへし折ってやりたいわね。
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「風見の烏」の例文
- お嬢様育ちのともこちゃんは、風見の烏のようにお高くとまっていけ好かない。
- 自分の尻尾が気になるのか、飼い犬が風見の烏みたいにくるくる回っている。
- フィギュアスケーターはくるくる回り風見の烏のようだ。よく目が回らないものだ。
- 彼は風見の烏のような態度で人を見下す。
- プライドが高く風見の烏のようにとりすましている人とは付き合いたくない。
この言葉は、高い位置から周りを見下ろす態度を表す「お高くとまる」や、常に風向きによって方向を変える、つまり「意見や態度がコロコロ変わる」といった意味で使われることもあるよ。