「刮目して相待つべし」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
刮目して相待つべし
【読み方】
かつもくしてあいまつべし
【意味】
先入観を捨て、今までとは異なる目で相手を見ること。人や物事の進歩を待ち望むこと。
みんなが成長するから、決して油断せずに、ちゃんと相手を見ることが大事ってことやな。
【出典】
「三国志」
【類義語】
・刮目して之を視る
「刮目して相待つべし」の解説
「刮目して相待つべし」っていうことわざは、人がどれだけ成長したか、変わったかをちゃんと見て、待ち構えるっていう意味なんだよ。
この言葉の由来は昔の中国の話でね、ある武将の名前が呂蒙(りょもう)だったんだ。この呂蒙って人、最初は教養があまりなかったけど、主君に言われて一生懸命に勉強を始めたんだ。そうしたら、びっくりするほどたくさんのことを学び、とても教養のある人に変わったんだよ。
そのことを見た、昔からの友達で武将の魯粛(ろしゅく)って人が驚いて、「目をこすってちゃんと見なおさないといけないほどだね!」って言ったんだ。そこからこのことわざが生まれたんだよ。
このことわざは、友達がどんどん成長して、以前とは全然違う人になったりすることを表しているんだね。だから、たとえば、夏休みに久しぶりに会った友達が、前よりもすごく頭がよくなっていたり、スポーツで上手になっていたりしたら、その友達の変化に気づいて「刮目して相待つべし」って言うことができるんだよ。
このことわざから学べることは、人はいつでも成長できるし、変わることができるっていうこと。だから自分も頑張って何かを学んだり、成長していこうっていう気持ちになるんだよね。
「刮目して相待つべし」の使い方
「刮目して相待つべし」の例文
- 多くの親は刮目して相待つべしと子の成長を待ち望んでいる。
- この国をよくする政治家があらわれることを刮目して相待つべし。
- 刮目して相待つべしというから、この出来の悪い息子が大きく成長する日を焦らず待とうじゃないか。
- 健太くんを嫌いなタイプだと思っていたが、刮目して相待つべしと違う視点から見てみたら意外といいやつだった。
- 同僚としては使えない男だが、刮目して相待つべしで友だちの視点から見ると気のいい男だ。