「鐘も撞木の当たり柄」の意味(語源由来)
【ことわざ】
鐘も撞木の当たり柄
【読み方】
かねもしゅもくのあたりがら
【意味】
こちらの出方で相手の出方も違ってくるということ。また、夫婦は相手次第で結婚生活が良くも悪くもなるということ。
人との関わりも同じで、相手や付き合い方しだいで、関係が良くも悪くもなるわけや。大切にせな、人とのつきあいって。
【語源・由来】
鐘の音の良い悪いは、それを叩く撞木の当たり具合によるということから。
「鐘も撞木の当たり柄」の解説
「鐘も撞木の当たり柄」という言葉は、簡単に言うと、物の反応や結果は、その物とどう接するか、どんな風に扱うかによって変わるよ、っていう意味なんだよ。
例えばね、おもちゃのロボットを持っている子がいて、そのロボットが動かないとき、強く叩いたりすると、ますます壊れちゃうかもしれない。でも、優しく扱ったり、正しい方法で動かすと、ちゃんと動いてくれるかもしれない。これは、ロボットとどう接するかによって結果が変わるということを示しているんだ。
「鐘」は、大きな鈴みたいなもので、それを鳴らすためには「撞木」という棒で叩くんだ。撞木の当たる具合で鐘の音が変わるよ。もし、撞木が鐘にちょうどいい具合に当たったら、いい音がする。逆に、あまり上手く当たらなかったら、音がよくないかもしれない。
このことわざは、友達や仲間との関係でも同じだよ。友達との接し方や関わり方によって、その関係が良くも悪くもなるっていうことを示しているんだ。だから、大切なのは、どんなにいいものを持っていても、それをどう使うか、どう扱うかってことなんだよ。
「鐘も撞木の当たり柄」の使い方
「鐘も撞木の当たり柄」の例文
- 鐘も撞木の当たり柄だから、結婚相手選びは慎重になる。
- 子供が言うことを聞けば、鐘も撞木の当たり柄のように親はがみがみ言わなくなる。
- こちら次第で鐘も撞木の当たり柄で、犯人は素直に自白するかもしれない。
- 女性の人生は結婚で鐘も撞木の当たり柄となったが、現代の女性は自立しているので自分で運命を切り開くことができる。
- こちらの出方次第で鐘も撞木の当たり柄となると相手が言っている。
接し方や付き合い方次第で、その関係は良くも悪くも変わるんだ。