「家鶏を賤しみて野雉を愛す」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
家鶏を賤しみて野雉を愛す
【読み方】
かけいをいやしみてやちをあいす
【意味】
古いものを嫌い遠ざけ、珍しく新しいものを好むことのたとえ。また、身近にあるものや良いものを嫌い、遠くにあるものや悪いものを好むこと。
せやけど、よく考えたら、身近なものこそ宝物やったりするんやろ。ついつい目の前のものの価値をわすれがちやけど、大切にすべきやな。新しいものや遠くのものばかり追いかけて、持ってるものを大切にしないのは愚かなんやな。
【語源・由来】
飼っているにわとりを嫌って、野生のきじを好む意から。
【出典】
「晋書」
【類義語】
・耳を貴び目を賤しむ
・遠きは花の香
・家鶏野鶩
「家鶏を賤しみて野雉を愛す」の解説
「家鶏を賤しみて野雉を愛す」っていうことわざは、自分の家で飼っている普通の鶏を見下して、野生のきじ(特別な鳥)を珍しがる、っていう意味なんだ。
これを例え話にするとね、自分の家にある普通のおもちゃをつまらないと思って、友達の家にある新しいおもちゃをすごく欲しがるようなことを指しているんだよ。
つまり、このことわざは、自分が持っているものを大切にしないで、他の人が持っているものをほしがる、そんな考え方は良くないよ、と教えてくれているんだ。自分の持っているものを大切にしようという、とても大切な教えなんだね。
「家鶏を賤しみて野雉を愛す」の使い方
「家鶏を賤しみて野雉を愛す」の例文
- 家鶏を賤しみて野雉を愛す考えが、大量生産大量消費の世界につながった。
- ごみ問題の観点からいうと家鶏を賤しみて野雉を愛すはサステイナブルではない。
- 家鶏を賤しみて野雉を愛すように、彼は奥さんが会う度変わっている。
- 新しいものが大好きな彼は、家鶏を賤しみて野雉を愛すので今日も家電量販店に出かけている。
- 家鶏を賤しみて野雉を愛すように多くの人はマツタケを好むが、僕は香りマツタケ味しめじのしめじの方がいい。