「寒に帷子、土用に布子」の意味(類義語)
【ことわざ】
寒に帷子、土用に布子
「土用布子の寒帷子」ともいう。
【読み方】
かんにかたびら、どようにぬのこ
【意味】
物事が反対であべこべなことのたとえ。季節はずれの衣服しか着れないほど貧しいことのたとえ。
「帷子」は、夏に着る麻の単衣の衣服。「布子」は、冬に着る綿入れの衣服。「土用」は、広義では立夏、立秋、立冬、立春の前の各十八日間のことだが、狭義では夏の土用をさし、これだけが現代の生活の中に生きている。
「寒に帷子、土用に布子」という言葉は、夏に冬の服を着たり、冬に夏の服を着るような逆さまの状態を表しているんだよ。
あー、それはまるで真夏にダウンジャケットを着てたり、真冬にTシャツを着てるようなもんやな。
物事がちゃんとその場の状況や時期に合ってない、ちょっと変わった状態やね。時と場合に合ったことをするってのが大切やってことを教えてくれるわけやな。
【類義語】
・夏炉冬扇
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「寒に帷子、土用に布子」の解説
カンタン!解説
「寒に帷子、土用に布子」っていうことわざはね、物事の順序が逆になったり、時と場所が合わないことを表す言葉だよ。
考えてみてね。暑い夏に綿入れの厚手の服を着たり、冬の寒い時に薄手の単衣を着るのは、ちょっとおかしいよね。そう、このことわざはそういう、普通じゃない行動や、場面に合わないことをやることを例に出して、物事の順序やタイミングがおかしいことを示しているんだ。
だから、何かをするときには、その行動や選択がその状況や時期に合ってるかちゃんと考えることが大切だって、このことわざは教えてくれているんだね。
「寒に帷子、土用に布子」の使い方
健太くんは一年中半袖短パンね。
寒に帷子、土用に布子なんだよ。
そんなに困窮しているとは知らなかったの。失礼な発言を許して。
言われ慣れているから気にしていないよ。
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「寒に帷子、土用に布子」の例文
- 物価の高騰に光熱費の高騰で寒に帷子、土用に布子となりユニクロの服すら買えない。
- これでは寒に帷子、土用に布子で順番がおかしい。
- 冬服は片付けないと、寒に帷子、土用に布子でこう暑くては役に立たず出番はない。
- 冬にかき氷を食べるなんて寒に帷子、土用に布子で逆さまになっている。
- 寒に帷子、土用に布子だったが、奨学金をフル活用して大学を卒業した。