「昨日の襤褸今日の錦」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
昨日の襤褸今日の錦
【読み方】
きのうのつづれきょうのにしき
【意味】
浮き沈みが激しいこと。
「襤褸」は、つぎはぎの粗末な衣服。「錦」は、美しい衣服。
「昨日の襤褸今日の錦」ということわざは、人生の変化について語るものなんだよ。
ああ、それは深いな。つまり、昨日までがんばれへんかったり、困ったことがあっても、今日や明日はもっといいことがあるかもしれへんってことやな。
人の運命なんて、そんなに単純じゃなくて、色々な変化があるもんやろ。このことわざ、くじけずに前向きに生きることの大切さを教えてくれてるわ。
【語源・由来】
昨日までぼろをきていた者が、今日は錦の衣服を着ている意から。
【類義語】
・昨日の大尽、今日の乞食
・昨日の花は今日の塵
・昨日の淵は今日の瀬
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「昨日の襤褸今日の錦」の解説
カンタン!解説
「昨日の襤褸今日の錦」っていうことわざは、人生ってアップダウンがあるし、人の運命って一瞬で変わるものだっていうことを教えてるんだよ。
「襤褸」っていうのは、ぼろぼろの古い服のこと。逆に「錦」は、すごくきれいで豪華な服のことを指すんだ。
だから、このことわざは、昨日まで貧しくて古びた服を着ていた人が、今日にはきれいな服を着て豊かになっている、というような意味合いがあるんだよ。
具体的に言うと、たとえばね、昨日まで運が悪くて大変なことばかりだった人が、今日になってラッキーなことがたくさん起きた、とか、突然成功してみんなから注目されるようになった、とかそんな感じの変わりようを指しているんだ。要するに、人生って予測できないし、どんなことが起きるかわからない、だからくじけずに頑張ることが大切だってことを教えてくれる言葉なんだよね。
「昨日の襤褸今日の錦」の使い方
彼は会社が倒産して大変じゃなかった?
昨日の襤褸今日の錦よね。新しい事業がうまくいっているみたいよ。
また倒産ということにならなければいいけど。
昨日の襤褸今日の錦の世の中だからわからないわね。
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「昨日の襤褸今日の錦」の例文
- 人生を振り返ってみると、波乱万丈の昨日の襤褸今日の錦のようだった。
- にぎわっていた炭鉱の町は今ではさびれてしまった。昨日の襤褸今日の錦というから、またにぎわいを取り戻せるのではないかと希望を捨てない。
- この業界は好景気になると儲かり、不景気になると倒産が相次ぐ。昨日の襤褸今日の錦で時流に乗るのが難しい。
- 昨日の襤褸今日の錦というから、大企業でも明日には無くなっているかもしれない。
- 繁栄と衰退を繰り返しここまできたが、昨日の襤褸今日の錦だ。