【ことわざ】
窮すれば通ず
【読み方】
きゅうすればつうず
【意味】
最悪の事態に陥ってどうにもならなくなれば、逆に活路が開けるものだという事。絶体絶命だと思うような状況でも、案外解決の道はあるものだという事。
【出典】
中国古代の占術や哲学に関する書物『易経』の『繋辞伝・下(易の成り立ち・思想など、易に関する包括的な説明が収められている篇)』より、「困の掛は、行き詰まっても必ず切り抜けることができる」という記述から。
【類義語】
・案じる子は生み易い
・案じるより芋汁
・案じるより団子汁
・案じるより豆腐汁
・案ずるより産むが易し
・思うより産むが易い
・必要は発明の母
【対義語】
・窮すれば濫す
【英語】
・When things are at the worst they will mend.
・A hungry man smells meat afar off.
・Want makes wit.
「窮すれば通ず」の使い方
「窮すれば通ず」の例文
- 取引先へ伺った際に資料を忘れたが、一生懸命自分の言葉で話した為に契約を取る事が出来た。窮すれば通ずだ。
- 窮すれば通ずというが、ゆきづまってどうにもならなくなると、かえって知恵がはたらいて、何とか道がひらけるものさ。
- 窮すれば通ずだな、締切日前日にこんなに良いアイディアが浮かぶだなんて。
- 次の空手の対戦相手は非常に強敵だ。弱点も見つからない。でも「窮すれば通ずだ。がんばればきっと道がひらけるぞ。」とコーチがはげましてくれた。