「危邦に入らず乱邦に居らず」の意味(出典)
【ことわざ】
危邦に入らず乱邦に居らず
【読み方】
きほうにいらずらんぽうにおらず
【意味】
情勢不安な国には入国せず、政治や治安が乱れた国にはとどまらないということ。
「危邦に入らず乱邦に居らず」ということわざは、危ないところや不安定な場所には近づかない、また、そういった場所で長く滞在しない、という賢明な判断をする人の行動を表しているんだよ。
なるほどな!つまり、ちょっとでも危なそうやったり、グチャグチャな状態の場所や国には入ったりせん、また、そんな場所に長くいるのもアカンってことやな。
安全第一、トラブルは避ける、っていうのがこの言葉のコンセプトやね。安全を守るための大事な教訓やな。
【出典】
「論語」
孔子が道を学ぶものの身の処し方を説いたことば。
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「危邦に入らず乱邦に居らず」の解説
カンタン!解説
「危邦に入らず乱邦に居らず」っていう言葉は、簡単に言うと、危ない国や場所には行かないし、もし今いる場所が乱れてきたら、そこにい続けないってことなんだよ。
例えばね、ある国で戦争が始まったり、大きな問題が起きたとき、安全を考えて、そこには行かないようにする。また、もし今住んでいる場所が危険になってきたら、別の安全な場所に移動する、っていう意味だよ。
つまり、いつも安全を第一に考えて、自分や家族を守るように行動するっていう大切な教えを伝えているんだね。
「危邦に入らず乱邦に居らず」の使い方
危邦に入らず乱邦に居らずって孔子先生も言っているのに、紛争地域にわざわざ行く人がいるね。
興味本位で行く場所じゃないわよね。
現地の悲惨な状況を世界に伝えたいというならまだ理解できるけど、功名心のためなら良くないよね。
テロリストに拉致されて身代金を要求されたら、政府が迷惑だもんね。
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「危邦に入らず乱邦に居らず」の例文
- 情勢不安の国には近寄らない。危邦に入らず乱邦に居らずというが巻き込まれたくない。
- 治安が悪い国に観光に行って全財産盗まれるなんて愚かだ。危邦に入らず乱邦に居らずという言葉を知らないのか。
- 危邦に入らず乱邦に居らずだから、眠らない町新宿には行きたくない。
- 君子危うきに近寄らずというから、危邦に入らず乱邦に居らずを守る。
- 家族を悲しませたくないなら、危邦に入らず乱邦に居らずで危険地域に足を運ばない方がいい。