「九層の台は累土より起こる」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
九層の台は累土より起こる
【読み方】
きゅうそうのうてなはるいどよりおこる
【意味】
大きなことも小さなことの積み重ねであるということ。
大事なのは、コツコツと続けることや。一見ちっちゃい努力も、たくさん重ねることで大きなものになるんやな。これは、小さな努力を軽視せんという教えやね。
【語源・由来】
九階建ての高殿も、わずかな土を積み上げることから始まるという意から。
【出典】
「老子」
【類義語】
・丘山は卑きを積みて高きを為す
「九層の台は累土より起こる」の解説
「九層の台は累土より起こる」という言葉は、大きな成果や建造物も、小さな努力や手間の積み重ねから成り立つことを示すことわざだよ。
簡単に言えば、大きな成功や成果も、一歩一歩の小さな努力や行動から始まるという教えが込められているんだ。
九層の台とは非常に高く、多層になっている建造物を指しているよ。累土は、土を積み重ねることを意味するんだ。
このたとえは、巨大な建築物も、最初は1つ1つの土を積み上げることから始まり、その結果として九層の高さになることを表すんだ。この言葉を通じて、「一つ一つの小さな努力や行動が大きな成果を生む」という重要なメッセージを伝えてくれているんだ。
「九層の台は累土より起こる」の使い方
「九層の台は累土より起こる」の例文
- ベルマークは小さな紙片だけど、大勢で集めれば九層の台は累土より起こるようにグランドピアノになったりするんだ。
- 英文を毎日一文ずつ覚えれば、九層の台は累土より起こるみたいに三年後にはかなり話せるようになっているだろう。
- 千里の道も一歩からというし、大きなことを成し遂げるための最初の一歩は小さいものだ。九層の台は累土より起こるごとく、小さなことでも温暖化対策のために取り組む。
- 九層の台は累土より起こるように最初は二人だったが、同意してくれる参加者が増え大きな組織となり、多くの捨て猫や捨て犬を救うことができるようになった。いずれは捨てられる犬や猫がいない世界にしたい。
- 一日目は一回、二日目は二回腹筋をし、九層の台は累土より起こるように、毎日増やしながら続けていたらバッバキの腹筋になった。