「狂夫の言も聖人之を択る」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
狂夫の言も聖人之を択る
【読み方】
きょうふのたのしみはちしゃのかなしみ
【意味】
愚者でもたまには優れた発言をするということ。
「狂夫の言も聖人之を択る」ということわざは、普段は愚かな行動や発言が多い人でも、時々、的を射たような賢明なことを言うことがある、という意味だよ。
そうやな。つまり、「ばかな人でもたまにはええこと言う」ってことやな。
いつもうるさい人でも、たまにはゴールドの一言が飛び出すこともあるってこと。人は一概にあなどれへんな!
【語源・由来】
狂人のことばでも聖人は捨てないで選び取るという意から。
【出典】
「史記」
【類義語】
・愚者も一得
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「狂夫の言も聖人之を択る」の解説
カンタン!解説
「狂夫の言も聖人之を択る」という言葉は、こんなことを意味してるよ。
たとえば、ちょっと変わった人や、みんなから「あの人、ちょっと変だよね」と思われる人がいたとするね。でも、そんな人でも、たまにはすごく賢いことや、役立つことを言うことがあるんだ。だから、聖人っていうすごく賢い人でも、その変わった人の言葉を全て捨てるんじゃなくて、いいところは取り入れるんだよ。
つまり、人は見た目や普段の振る舞いだけで判断しない方がいいよ。時々、意外といいアドバイスや考えが出てくるかもしれないからね。みんなから学ぶことはたくさんあるってことを、この言葉は教えてくれてるんだよ
「狂夫の言も聖人之を択る」の使い方
狂夫の言も聖人之を択るというけど、日本の政治家は庶民の意見を選び取ってくれないね。
良いことを言っても切り捨てられるわね。
バッサリやられるよ。
富裕層の意見にはじっくり耳を傾けるのにね。
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「狂夫の言も聖人之を択る」の例文
- ふざけたことばかり言っている健太くんでも、狂夫の言も聖人之を択る。
- 愚か者でも、年に一、二度、狂夫の言も聖人之を択るように「おっ!」と思わせられる発言をするからおもしろい。
- 狂夫の言も聖人之を択るというから、浅はかな人間の言うことにも耳を傾けるべきだ。
- 聞くに値しないと決めつけず意見を聞いた方がいい。狂夫の言も聖人之を択るという。
- 狂夫の言も聖人之を択るので、広く意見を募る。