「轡の音にも目をさます」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
轡の音にも目をさます
【読み方】
くつわのおとにもめをさます
【意味】
些細なことにも敏感に反応するさま。転じて、仕事で身に付いた感覚や習性のこと。
「轡」は、馬の口にくわえさせ、手綱をつける鉄の輪。
「轡の音にも目をさます」という言葉は、些細なことにも鋭く反応する性質を指しているんだ。
なるほどな!それは、武士みたいに、いつも気を引き締めて、ちょっとした音にも気を付けてたんやな。
それをもとに、どんな仕事や環境でも、ちょっとした変化や細かいことに気づく能力を持った人のことを言うわけやね。プロって、本当に細かいところまで目を光らせてるんやな!
【語源・由来】
武士が常に油断せず轡の小さな音でも目をさましたことから。
【類義語】
・侍の子は轡の音で目をさまし、商人の子は算盤の音で目をさまし、乞食の子は茶碗の音で目をさます
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「轡の音にも目をさます」の解説
カンタン!解説
「轡の音にも目をさます」っていうことわざはね、ちょっとした小さいことにもすぐに気づく、とっても敏感な様子を表してるんだよ。
昔の武士さんたちって、戦で生き残るためにいつも気をつけてて、ちょっとした音にもすぐに気づいて、用心していたんだよ。だから、馬の轡(くつわ)という部分がちょっと音を立てるだけで、その音にすぐに目を覚まして、周りをチェックするくらい、とても警戒してたんだ。
このことわざは、その武士のように、ちょっとしたことにもすぐに気づく人、あるいは、自分の仕事や趣味で鍛えられた特別な感じる力を持っている人のことを表してるんだよ。例えば、お料理が得意な人が、ちょっとした味の違いをすぐに感じ取るような感じかな。それが「轡の音にも目をさます」っていうことわざの意味なんだよ。
「轡の音にも目をさます」の使い方
ともこちゃんは早起きだね。
健太くんが朝寝坊なのよ。
どうしても二度寝してしまうんだよね。ともこちゃんはしないの?
家はパン屋だから、轡の音にも目をさますように朝は目が覚めるのよ。
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「轡の音にも目をさます」の例文
- JRに勤務しているので寝坊は厳禁だったから、轡の音にも目をさますみたいに寝起きは良い。
- 新聞記者だった父は、轡の音にも目をさますみたいにどこでも眠れる人だった。
- 轡の音にも目をさますごとく、刑事の兄は目の動きでうそを見抜く。
- 祖父は医者なので轡の音にも目をさますように、家族の顔色や声の調子の違いにすぐ気づく。
- 母親になると、轡の音にも目をさますように子供の声に敏感になる。