「倹以て廉を助くべし」の意味(出典)
【ことわざ】
倹以て廉を助くべし
【読み方】
けんもってれんをたすくべし
【意味】
欲ばらず正しく生きるには、質素倹約の暮らしを心がけるのが良い。
「倹」は、倹約。「廉」は、心清らかで私利私欲のないさま。
「倹以て廉を助くべし」という言葉は、質素に生活することで、自分の欲望や私利にとらわれず、正直で道徳的な行動を保てるという意味が込められているんだよ。
ほう、これは面白いな。つまり、ケチケチしないといけないわけやなくて、シンプルに生きることで、ちゃんとした心の持ち主になれるってことやな。
余計なものに目を向けへんで、心の中をすっきりさせるんやろな。
【出典】
「宋史」
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「倹以て廉を助くべし」の解説
カンタン!解説
「倹以て廉を助くべし」(けんもってれんをたすくべし)っていうことわざは、シンプルに言うと、お金や物を無駄に使わずに、しっかりと節約して生活すると、自分の心もきれいになり、わがままや欲を持たなくなるっていう意味なんだよ。
「倹」っていうのは、無駄遣いをしないで、お金をうまく使って節約すること。それに対して「廉」っていうのは、心が綺麗で、自分だけの利益や欲を持たない状態を指すんだ。
だから、このことわざは、節約することで自分の行動や考えがきれいに、正しくなるっていうことを伝えているんだよ。つまり、お金や物に振り回されず、しっかりと自分の心をコントロールすることが大切っていう教えが込められているんだね。
「倹以て廉を助くべし」の使い方
あれも欲しい。これも欲しい。欲とは無縁な生活がしたいよ。
倹以て廉を助くべし。さすれば欲とは離れられるであろう。
倹約できるなら、そもそも物欲に悩んだりしないよ。
飾り立てて「いいね」をもらう暮らしから、「いいね」がもらえなくても満足な質素で堅実な暮らしをすれば、意外と肩の力が抜けて楽になるわよ。
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「倹以て廉を助くべし」の例文
- 物価が高騰しているし、倹以て廉を助くべしというから、これを機に家系を見直し質素倹約の暮らしをする。
- 正しく生きている人で欲深い人は見たことがないが、倹以て廉を助くべしとは本当だ。
- 欲に惑わされたくないので、倹以て廉を助くべしを胸に素朴な暮らしをする。
- 倹以て廉を助くべしを守り、物欲とは無縁に生きているがこれが何とも楽しく幸せなのだ。
- 倹約生活を経て、倹以て廉を助くべしの教えの通り人として正しく生きている。