「綵衣親を娯しましむ」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
綵衣親を娯しましむ
【読み方】
さいいおやをたのしましむ
【意味】
親孝行のたとえ。子供が着る美しい模様のある服を着て親を喜ばせること。
「綵衣」は、五色の美しい模様のある衣服。
「綵衣親を娯しましむ」ということわざは、親孝行の一例として、子供が鮮やかな色や模様の衣服を着て、親を楽しませ、喜ばせるという意味があるんだよ。
ああ、それはつまり、子供が自分の姿で親を楽しませるってことやな。普段の生活の中で、ちょっとしたことで親を喜ばせるのも立派な親孝行やってことやろ。
自分がすることで親の顔がほころぶ瞬間を想像すると、ええことやなぁ。
【出典】
「芸文類聚」所引の劉向「列女伝」にある故事から。
【故事】
周代の老莱子は、大変親孝行な人であった。七十歳になっても小児用の五色の着物を着て子供の遊びをして老父母を喜ばせたという故事から。
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「綵衣親を娯しましむ」の解説
カンタン!解説
「綵衣親を娯しましむ」という言葉は、親孝行、つまり親を大切にすることの一つの例として使われるんだよ。この言葉の中の「綵衣」っていうのは、とってもカラフルできれいな服のことを指すんだ。
このことわざの意味は、子供がそのようなきれいな服を着て、親を喜ばせること。たとえば、お祭りやイベントで子供が特別な服を着て、それを見た親がうれしくなる、っていう感じだね。
要するに、親の喜ぶ顔を見るために、子供が何か特別なことをする、という親孝行の姿を示しているんだよ。
「綵衣親を娯しましむ」の使い方
健太くんは、綵衣親を娯しましむ何かをしている?
肩もみはしているよ。それくらいかな。
偉いわね。お母さんは喜んでいるでしょう。
大喜びだよ。肩の凝り方で母さんの体調がわかるし、一石二鳥だ。
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「綵衣親を娯しましむ」の例文
- 孝行したい時に親はなしというから、できる時に綵衣親を娯しましむ。
- 綵衣親を娯しましむ姿を子に見せることで、子もまた綵衣親を娯しましむ。情けは人の為ならずだ。
- 彼は、自分を生み育ててくれたことに感謝し、甲斐甲斐しく綵衣親を娯しましむ。
- 綵衣親を娯しましむいい息子さんでしたよ。それがあんな事件を起こすなんて信じられないわね。
- 事業に成功した彼は、綵衣親を娯しましむために豪邸をプレゼントしたらしいよ。