「声涙倶に下る」の意味(出典)
【ことわざ】
声涙倶に下る
【読み方】
せいるいともにくだる
【意味】
感極まり涙ながらに話すさま。
深い感情が込み上げて、言葉だけじゃなく涙も一緒に出てくる様子を表してる言葉やな。
【出典】
「晋書」
「声涙倶に下る」の解説
「声涙倶に下る」という表現は、「晋書」の「王彬伝」に由来しており、強い感情や憤りに動かされて、声を震わせながら涙を流しながら話す様子を表しているんだ。このことわざは、深い感情や熱い思いが声や涙に表れる状態を指しているんだよ。
この表現では、「声」が震えるほどの感情の強さと、「涙」が流れるほどの感動や悲しみを同時に示しているんだね。たとえば、何かに対して深く感動したり、悔しさや悲しみが溢れ出たりするときに、このような状態になることがあるんだ。
「声涙倶に下る」は、感情が高まり、その感情が声や涙を通じて表現されることを示しているんだね。それは、人間が深い感情や強い思いを抱くときに、それを隠さずに表現することの自然さや、感情の表出の重要性を教えてくれているんだよ。
「声涙倶に下る」の使い方
「声涙倶に下る」の例文
- 卒業式で「コロナ禍で思うように学校生活を楽しませてあげることができず、申し訳なかった」と校長先生が声涙倶に下る話をした。
- 声涙倶に下る挨拶に、その場に居た一同悲しみを新たにした。
- 彼は、声涙倶に下る調子で涙ながらに聴衆に訴えかけた。
- 選挙の最終日ともなると、声涙倶に下る演説だった。
- 声涙倶に下らんばかりの熱のこもったスピーチだった。