「生を重んずれば則ち利を軽んず」の意味(出典)
【ことわざ】
生を重んずれば則ち利を軽んず
【読み方】
せいをおもんずればすなわちりをかろんず
【意味】
命を大事に思うなら、命を害しやすい利益を得ようとする欲求を軽く見て後回しにする。
生命を大切にするなら、利欲は後回しにして、まずは安全や健康を考えるってことやね。命の大切さを最優先にする考え方を教えてくれてる言葉やな。
【出典】
「呂氏春秋」
「生を重んずれば則ち利を軽んず」の解説
「生を重んずれば則ち利を軽んず」という表現は、生命や健康を大切にする場合、それに害を及ぼす可能性のある利益や欲望を軽視するべきだという意味を持っているんだ。このことわざは、生命や健康の価値を利益や物質的な欲望よりも優先するべきだという考え方を示しているんだよ。
この表現は、「生」、つまり生命や健康を「重んじる」ことが、利益や利欲を「軽んじる」ことにつながるという考えを表しているんだね。たとえば、仕事で過度なストレスや健康リスクを負うよりも、健康を守る生活を選ぶ、あるいは過度な利益追求を避けて、安全や倫理を重視するという状況がこれに当てはまるんだよ。
「生を重んずれば則ち利を軽んず」は、生命や健康が最も大切な価値であるという考えを強調しているんだ。それは、利益や欲望を追求することが、生命や健康を損なう可能性がある場合には、それらを二の次にするべきだという教えを含んでいるんだね。
「生を重んずれば則ち利を軽んず」の使い方
「生を重んずれば則ち利を軽んず」の例文
- 欲に目がくらんで命を落とすこともある。生を重んずれば則ち利を軽んずだ。
- 利欲は人の目を曇らせるので、生を重んずれば則ち利を軽んずというから利欲を捨てる。
- 欲におぼれると命を縮めることになるので、生を重んずれば則ち利を軽んず。
- 欲を捨てれば身も心も軽くなる。生を重んずれば則ち利を軽んずといい、欲がなくなると生きることが楽になる。
- 欲を満たすことを追求しすぎて、人間は自分で自分の首を絞めることになっている。生を重んずれば則ち利を軽んずだから、欲から距離を置いた方が良い。