「一挙手一投足」の意味(出典・類義語・英語)
【ことわざ】
一挙手一投足
【読み方】
いっきょしゅいっとうそく
【意味】
わずかな労力。少しの努力。細かないちいちの動作。一挙一動。
手を一回振ったり、足を一歩踏み出すことさえも、すべてが大事なんやな。ちょっとした努力が重要ってことやな。これは、小さいことでも大切にし、見逃さずに行動すべきってことを教えてくれる言葉やな。
【出典】
韓愈「応科目時与人書」から。
一度手をあげ、足を動かす意から。
【類義語】
・一挙一動(いっきょいちどう)
【英語】
The slightest effort.
「一挙手一投足」の解説
「一挙手一投足」っていうことわざは、一回手を挙げること、一歩足を踏み出すこと、つまり、小さな動作や行動一つ一つが大事だという意味だよ。
たとえば、お部屋の掃除をするとき、ちょっとしたモノを片付けたり、少しだけ掃除機をかけたりするのも、「一挙手一投足」に当たるんだよ。それが積み重なって、きれいな部屋になるんだよね。
また、毎日少しずつ勉強することも「一挙手一投足」。それが結果として、試験に合格するための知識やスキルを身につけることにつながるんだよ。
「一挙手一投足」は、一つ一つの動作やちょっとした努力が大事だと教えてくれることわざだね。だから、大事なことは、小さなことからコツコツと始めることなんだよ。
「一挙手一投足」の使い方
「一挙手一投足」の例文
- ピッチャーの彼はいつもサインを見落とさないように、キャッチャーの一挙手一投足に注目するようにしている。
- 今度の演劇では細かい表現が要求される。一挙手一投足にも気が抜けないけれど練習に励もう。
- サッカーのキーパーをしていると、シュートされる瞬間にはとても緊張する。特にPKの時には、相手の一挙手一投足を集中して見ることでコースを見極める。
- 犯人は必ず不自然な行動をする。探偵の彼はそれを見逃さないように、怪しい人物の一挙手一投足に注意を払っている。
まとめ
人のわずかな動作に注目するためには、とても集中力が必要ではないでしょうか。
スポーツの際に使われるサインなどは、相手チームが気づかぬようなささいなことから、自分たちだけが知る情報を得ることができますね。
作戦を指示する人から多少の距離があったとしても、チームメイトが作戦を確認できることで効果的な攻撃ができるのですね。