「馬に乗るまでは牛に乗れ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
馬に乗るまでは牛に乗れ
【読み方】
うまにのるまではうしにのれ
【意味】
高い地位につくには、その前に低い地位にあって努めなくてはならない。また、出世には段階がある意にもいう。
最善の策が取れないときは、次善の策を取れという教え。
ええな。それはつまり、「理想のポジションになれるまでは、ひとまず今できるポジションからやってみよう」ってことやな。
また、「一番いい方法ができへんときは、二番目にいい方法でもいいからやってみよう」ってこと。何もせずに待っとるより、ちょっとでも前に進むことが大事なんやな。これは、少しずつでも前に進む大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
速い馬に乗る前にのろい牛に乗って慣れる必要があるの意から。
【スポンサーリンク】
「馬に乗るまでは牛に乗れ」の解説
カンタン!解説
「馬に乗るまでは牛に乗れ」っていうことわざは、まずは小さなステップから始めて、徐々にスキルを上げていこうっていう意味だよ。また、最高の方法がすぐにできないときは、できることから始めるっていうことも教えてくれてるんだ。
例えばね、プロのサッカー選手になりたいけど、まだまだうまくない時に、まずは地元の少年サッカーチームに入って、基礎からしっかり学ぼうとするような感じだね。馬は速くて強いけど、初めて乗るにはちょっと難しいから、初めはもっとゆっくりで安定した牛に乗って訓練を始めるって考え方だよ。
だから、「馬に乗るまでは牛に乗れ」は、「何もしないでいるより、少しずつでも前に進むことが大切だ」という教えを伝えているんだね。
「馬に乗るまでは牛に乗れ」の使い方
僕は昔から泳ぐのが苦手なんだけど、そろそろ泳げるようになりたいなと思ってるんだ。
それは良い心がけね。カロリーも消費して、肺活量も上がるし、健康に繋がるもんね。
そうなんだよ、だから早速、1ヶ月後に開催される遠泳のレースに応募してみたんだ。
それはちょっと急すぎないかしら。馬に乗るまでは牛に乗れというし、初めはジム等で水に慣れるところから始めた方が良いわよ。
【スポンサーリンク】
「馬に乗るまでは牛に乗れ」の例文
- 馬に乗るまでは牛に乗れというのだから、いきなり応用問題を解くよりも、基礎問題を完璧にする事が大事だよ。
- なかなか昇進が出来ないからといって落ち込む必要なくて、馬に乗るまでは牛に乗れといったように今の立場でやるべきことはあるよ。
- 馬に乗るまでは牛に乗れと初級コースを勧めたのだが、気の早いせっかちな彼女は全く言う事を聞いてくれなかった。
- 丁度今電車が発車してしまったみたいで、次の電車まで20分も待つようだから、馬に乗るまでは牛に乗れで一駅分歩くことにした。
- 今はあの部署に異動するのではなくこの部署に留まって、馬に乗るまでは牛に乗れと上司に説得された。頭で理屈は分かっているが、気持ちが納得できない
そして、最良の選択肢が選べないときは、それより一歩下がった選択肢を選んでみる、という意味もあるんだ。