「色の白いは七難隠す」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
色の白いは七難隠す
【読み方】
いろのしろいはしちなんかくす
【意味】
色が白ければ、顔かたちに多少欠点があっても、隠すことができるというたとえ。
つまり、見た目が良ければ、少しくらいの欠点は見逃されやすいってことやな。でも、それだけに、見た目だけじゃなくて、中身も大事にしなあかんって教訓も含まれてるわけやな。
【語源・由来】
日本では昔から、色白の女性が美しいともてはやされていたことが由来。
【類義語】
・髪の長いは七難隠す
・米の飯と女は白いほど良い
【英語訳】
A fair complexion covers a multitude of sins.
「色の白いは七難隠す」の解説
「色の白いは七難隠す」っていうことわざはね、肌が白い人はちょっとした欠点も目立たなくなって、とてもきれいに見えるっていう意味だよ。
例えばね、肌がとても白い友達がいて、その子がちょっと鼻が高いとか、目が小さいとか、そういったちょっとした欠点があるとするね。でも、その子の肌が白いから、その欠点はあまり気にならなくて、むしろ全体的にとてもきれいに見える、っていうことをこのことわざは言ってるんだ。
でもね、本当の美しさは肌の色や外見だけじゃなくて、中身や人柄から来るんだよね。だから、このことわざを知ったからといって、肌の色が全てじゃないよ、ってことを忘れないでね。
「色の白いは七難隠す」の使い方
「色の白いは七難隠す」の例文
- お隣の娘さんは鼻が少し低いけれど、色の白いは七難隠すというように、色が白いから可愛らしく見える。
- 色の白いは七難隠すというけれど、姉は色が白いのできれいな人だとよく褒められている。
- 君の恋人は、まさに色の白いは七難隠すというような女性だと思うよ。そう友人に言われた。
- 色の白いは七難隠すというけれど、部長の娘さんは難もなければ色も白くて本当に美しい。
- 妹はいろいろな難点はあるものの、色の白いは七難隠すというようにいつも恋人がいる。
「色の白いは七難隠す」の文学作品などの用例
色の白いのは七難隠すと、昔の人も云った。しかしながら、ただ色が白いというのみで意気の鈍い女の顔は、黄いろく見えるような感がする。悪くすると青黒くさえ見える意気がある。(泉鏡花の白い下地より)
まとめ
美しいと言われる顔の形や特徴は、人の好みや時代によってさまざまではないでしょうか。
しかし色の白いは七難隠すというように、日本では色が白いことが美しいともてはやされていることは、現在でも変わらないのかもしれませんね。
見た目の美しさばかりではなく、内面の美しさにも目を向けて欲しいものですね。