「女心と秋の空」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
女心と秋の空
【読み方】
おんなごころとあきのそら
【意味】
年齢関係なく、女性の感情は秋の天気のようにコロコロと移ろいやすく、気まぐれだということ。
男心にも当てはまることあるかもしれへんけど、やっぱり人の心は読みきれへんってことやね。結局、人と人とのコミュニケーションは難しいわけや。でもそれが人間関係の面白いところでもあるんやろな。
【語源・由来】
「男心と秋の空」が元々の言葉であり、男性の女性に対する愛情の移ろいやすさを表現している。また、秋の空は「秋晴れ」という言葉もあるが、秋という季節は低気圧と高気圧の関係により天気の移り変わりが激しい。その現象と女性の喜怒哀楽の感情の変化を掛けていると言われている。
【類義語】
・女の心は猫の目
・測り難きは人心
・分からぬは夏の日和と人心
【対義語】
・秋の空と男心は七度変わる
・夫の心と川の瀬は一夜に変わる
・男心と秋の空
「女心と秋の空」の解説
「女心と秋の空」っていうことわざはね、秋の空があっという間に晴れたり曇ったりするように、女性の気持ちがすぐに変わることを言うんだよ。でも、実は元々は「男心と秋の空」と言って、男性の気持ちが変わりやすいことを表していたんだ。
つまりね、このことわざは、人の気持ちはどうしても変わりやすいものだっていうことを教えてくれるんだよ。
たとえば、今日はチョコレートアイスが大好きだと思っていたのに、明日はイチゴアイスが好きになったりすることを指すような感じかな。人の気持ちは時々変わるものだから、それを理解して、柔軟に対応することが大切だって教えてくれるんだよね。
「女心と秋の空」の使い方
「女心と秋の空」の例文
- 昨日失恋したと言って号泣していた女友達が、「一目ぼれした!」と言って今日電話をかけてきた。これぞまさしく女心と秋の空だと思った。
- ともこちゃんは、この間までぼくのことを好きだと言っていたのに、今は隣のクラスの鈴木くんのことが好きらしい。女心と秋の空というけれど、その通りだなぁ。
- 女心と秋の空というが、あちらこちらに電波を張るのは女の性である。
- あの子は女心と秋の空のような気分屋なので付き合うのに大変だ。
- 女心と秋の空というが、アイドルの追っかけをしていた友達は、最近また別のアイドルの追っかけを始めたようだ。
「女心と秋の空」を英語で言うと?
「女心と秋の空」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
Women are as fickle as April weather.
- 直訳:女性は4月の天気のように気まぐれだ。
- 意味:女性の気持ちは変わりやすい。
- 用語:fickle:気まぐれな、変わりやすい
A woman’s mind and winter wind change often.
- 直訳:女性の心と冬の風はよく変わる。
- 意味:女性の気持ちは変わりやすい。
A woman is a weathercock.
- 直訳:女性は風見鶏だ。
- 意味:女性の気持ちは変わりやすい。
- 用語:weathercock:風見鶏
このことわざは、人の気持ちは予測が難しいということを表現しているんだ。