「杯杓に勝えず」の意味(出典)
【故事成語】
杯杓に勝えず
【読み方】
はいしゃくにたえず
【意味】
酒を飲み過ぎて、それ以上飲めないということ。
「杯杓」は、さかずきとひしゃく。酒をくむ器。転じて、酒を飲む意。

「杯杓に勝えず」という故事成語は、酒を飲む量に限界があるという意味があるんだよ。杯杓(はいしゃく)とは、酒を飲む際に用いられる杯や杓(しゃく)を指す言葉で、このことわざは、どんなに飲酒を楽しんでも、いずれは限界に達するということを表しているんだね。

なるほどニャン。つまり「酒は楽しいけど、飲みすぎるともう飲めなくなる」ってことニャ。杯や杓に勝てずっていうのは、いくら酒を楽しんでも、飲む量には限界があるってことニャン。
これは、飲酒にもほどほどが大事だってことを教えてくれてるんや。自分の限界を知って、適量を守ることの重要性ニャ。
【出典】
『史記』「項羽本紀」
「杯杓に勝えず」の解説
カンタン!解説
「杯杓に勝えず」は、『史記』「項羽本紀」の鴻門の会に出る故事成語だよ。劉邦が宴席を抜けて陣へ戻ったあと、張良が項羽のもとへ戻り、「沛公は杯杓に勝えず、辞すること能わず」と、劉邦は酒に耐えられず挨拶もできなかったと取りなした場面に由来するんだ。そこから、酒を飲みすぎて、それ以上飲めないことを表す言葉になったんだよ。
「杯」は酒を飲む器、「杓」は酒をくむひしゃくで、「杯杓」は転じて飲酒を表すんだ。「勝えず」は耐えられないという意味だから、「杯杓に勝えず」で、酒に耐えられずこれ以上は飲めないという意味になるよ。
この故事成語は、酒量の限界を表す言葉であって、もともと節制や自己管理を説く教訓ではないよ。『史記』の鴻門の会という具体的な場面から生まれた表現として理解するのが正確なんだ。
「杯杓に勝えず」の使い方

遠慮せずにどんどん飲みなよ。

杯杓に勝えず、もう無理だよ。

私の酒が飲めないっていうのかー。

アルハラだー。訴えてやる。
「杯杓に勝えず」の例文
- 僕は酒に弱いので一杯で杯杓に勝えず、二杯目は飲めません。
- 一件目でしこたま飲んだので、杯杓に勝えず、二件目ではウーロン茶を飲む。
- 僕は杯杓に勝えず飲めないが、まだ飲めるなら君はどんどん頼めばいい。
- 飲み放題だからと調子に乗っていたら杯杓に勝えず、限界ぎりぎりで吐きそう。
- 杯杓に勝えず、酒を辞すことが許される世の中になって良かった。




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