「孔子の倒れ」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
孔子の倒れ
【読み方】
くじのたおれ
【意味】
孔子のような聖人でも失敗することがあるということ。
孔子も完璧じゃなかったってことは、我々も気を引き締めて頑張るしかないな!
【語源・由来】
孔子ほどの聖人君子でもつまづくことがあることから。
【類義語】
・河童の川流れ
・麒麟の躓き
・巧者の手から水が漏る
・弘法にも筆の誤り
・権者にも失念
・猿も木から落ちる
・釈迦にも経の読み違い
・上手の猿が手を焼く
・上手の手から水が漏る
・千里の馬も蹴躓く
・千慮の一失
・知者の一失
・知者も千慮に一失あり
・天狗の飛び損ない
・念者の不念
・百足のあだ転び
・文殊も知恵のこぼれ
・竜馬の躓き
【対義語】
・愚者にも千慮に一得あり
・愚者も一得
・千慮の一得
【英語訳】
Even homer sometimes nods.
「孔子の倒れ」の解説
「孔子の倒れ」っていう言葉はね、とっても賢い人や偉い人、例えば先生や大人でも、時々ミスをすることがあるよ、っていう意味なんだよ。
たとえば、先生が問題を間違えたり、お母さんが料理を焦がしてしまったりすることを考えてみて。それは、どんなにすごい人でも、完璧じゃないし、間違いをすることがあるってことを示しているんだ。
孔子っていうのは、昔の中国のとっても賢い先生で、たくさんのことを教えて、今もその教えが色んなところで使われているんだ。でも、そんな偉い孔子先生でも、時には間違いをしたり、失敗をしたりすることがあったんだよ。だから、「孔子の倒れ」って言葉は、誰でも間違いはするよ、っていうことを教えてくれるんだね。
「孔子の倒れ」の使い方
「孔子の倒れ」の例文
- 書初めで、いつも入賞していたともこちゃんが賞をとっていなかったので、見てみたらかめが、がめになっていて、まさに孔子の倒れというべきミスだった。
- 不敗を誇っていたテニスの王者が、初戦敗退し、孔子の倒れだと観客席はざわついた。
- 新記録を期待されている君が、フライングで失格になるんて孔子の倒れだね。
- あまり自信を持ちすぎると、孔子の倒れで痛い目に合うよ。
- コンクール優勝が決まっていたようなものだったのに、最後の最後でミスをするなんて孔子の倒れだ。
これは、どんなに優れた人であっても過ちやミスは避けられない、という人間の普遍的な弱さを示すことわざとなります。