「符節を合するが如し」の意味(出典)
【ことわざ】
符節を合するが如し
「符節を合すが如し」ともいう。
【読み方】
ふせつをがっするがごとし
【意味】
割符がぴたりと合うように、二つのものがまったく一致することのたとえ。
「符節」は、割符。木や竹などの札に文字を書いて二つに割ったもの。当事者双方が一片ずつ持ち、後日必要なおきに二つを合わせて証拠としたもの。
へぇ〜、なるほどな!つまり、これは「二つのものがジャストフィットする」ってことやな。ちょうど割った木片がきれいにはまるみたいに、考えや物事がぴったり合う状態を言うんや。
完璧に一致することがどんなに素晴らしいか、そしてそれがどれだけ珍しいかを、このことわざは教えてくれとるんや。
【出典】
「孟子」
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「符節を合するが如し」の解説
カンタン!解説
「符節を合するが如し」という表現は、二つのものが完璧に一致することを示しているんだよ。これは、古代中国で使われた「割符」という方法に由来しているんだけど、これは木片や竹片に特定のマークや文字を書いて割って二つに分け、後で再会した時に合わせて本人確認をするためのものだったんだ。
この表現は、二つのものがまるで割符のようにぴったりと合うことから、意見や考え、計画などが完全に一致する状況を言い表すときに使われるよ。たとえば、二人の人が全く同じアイデアを持っていたり、計画が完璧に合致しているときなどにこの言葉が使われるんだね。
「符節を合するが如し」の使い方
僕たちの好みって符節を合するが如しだよね。
実は双子なのかもね。
生き別れの兄妹?
ここまで一致するって、その可能性があるわよね。
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「符節を合するが如し」の例文
- 彼の説明と私の予想が符節を合するが如しで、まるで事前に打ち合わせをしたかのようだった。
- 謎解きゲームで、チームメイトの考えと私のアイデアが符節を合するが如しで、見事に正解にたどり着いた。
- 歴史家たちの間で、新たに発見された文献の解釈が符節を合するが如しとなり、その時代の理解が一層深まった。
- シェフの作った料理とソムリエが選んだワインが符節を合するが如しで、食事の体験が格段に豊かになった。
- 彼女のデザインセンスと最新のファッショントレンドが符節を合するが如しで、そのコレクションは大きな成功を収めた。
昔の人々は割符(二つに割った木片)を使って、後で再び会う時に身分や約束を証明する方法としていたよ。