「青天の霹靂」の意味(出典・語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
青天の霹靂
【読み方】
せいてんのへきれき
【意味】
予想しなかったようなことが、急におこること。
サプライズで突然に起こること、またはビックリするような衝撃を受けることを言うんやね。まさに青天の霹靂って感じやな。
【出典】
「陸游」の詩「九月四日鶏未だ鳴かず起きて作る」に「青天に霹靂を飛ばす」とあるのに基づく。
【語源・由来】
「青空」は青い空、「霹靂」とは激しい雷鳴のことで、筆勢の激しさを表したことば。空が晴れているのに、突然雷が鳴ることから。
【類義語】
・足下から雉が立つ
・足下から煙が出る
・足下から鳥が立つ
・寝耳に擂粉木
・寝耳に水
・藪から棒
・窓から槍
【英語】
A bolt from the blue.(青空から稲妻)
「青天の霹靂」の解説
「青天の霹靂」という表現は、晴れ渡った空に突然雷が鳴ることを指していて、予期せぬ変動や大きな出来事、または突然受けた衝撃を意味しているんだ。この言葉は、中国の詩人陸游(りくゆう)の作品「九月四日鶏未鳴起作」に由来しているんだよ。
晴れた空に突如として雷が鳴る現象は、非常に驚くべきもので、通常予想もしないことだ。この表現は、日常生活で突然起こる予期せぬ大きな出来事や困難、または心に大きな衝撃を与えるようなニュースなどを例えるのに使われるんだ。
たとえば、平穏な生活の中で突然起こる大きな事故や事件、予期せぬ大きな変化、あるいは突然の悲報などが「青天の霹靂」という表現に当てはまるんだよ。
このことわざは、人生には予期せぬ出来事が起こり得るということを教えてくれているんだね。それは、予測不能な状況に対しても柔軟に対応する準備を持つことの重要性を示しているんだよ。
「青天の霹靂」の使い方
「青天の霹靂」の例文
- 彼女は自分では上手くいっていた、しっくりいっていたと信じて疑わなかったので、夫から離婚の話を持ち出されたときは青天の霹靂だった。
- 昨日まで仲良かった両親が離婚することになった。まさに青天の霹靂だ。
- 青天の霹靂ともいうべきこの一撃は彼の剛直さを奪い、悲嘆は痛ましい嘆きの言葉となってあふれ、彼の命を奪いかねないほどのものであった。
- 青天の霹靂と寝耳に水と藪から棒がいっぺんにやって来たような感じで、驚きのあまり、何も返すことができずにその場に呆然と立ち尽くした。
- えー、このたびの受賞は全く青天の霹靂でありまして、えー、私のようなものがこの栄誉を受けようとは夢にも思っておりませんでした。
- 先週会ったときはあんなに元気だった彼の訃報は、私にとって青天の霹靂だった。
- 脇役として生きていくことを決めていた私にとって、今回の主役のオファーは青天の霹靂のようなものでした。
これは、何の前触れもなく突然に起こる変化や大きな出来事、あるいは予期せぬ衝撃を受ける状況を表しているんだ。