「銭ある時は鬼をも使う」の意味(類義語・語源由来・英語)
【ことわざ】
銭ある時は鬼をも使う
【読み方】
ぜにあるときはおにをもつかう
【意味】
金さえあれば、たとえ恐ろしい鬼であっても思いのままに使役することができるというわけで、金の力の大きさをいったもの。
鬼みたいに怖いことでも、お金があればうまくいくってことやね。お金の力ってすごいんやな。
【語源・由来】
「通俗編」の「銭有れば鬼をも使うべし」に基づく。
【類義語】
・阿弥陀の光も銭次第
・阿弥陀も銭で光る
・金があれば馬鹿も旦那
・金が言わせる旦那
・金が言わせる追従
・金が物を言う
・金さえあれば行く先で旦那
・金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる
・金の光は阿弥陀ほど
・金の光は七光
・金は威光の元
・金は仏ほど光る
・先立つ物は金
・地獄極楽金次第
・地獄極楽の道も銭
・地獄の沙汰も金次第
・銭ある時は石仏も頭を返す
・銭ある者は生き、銭なき者は死す
・銭あれば木仏も面を和らぐ
・銭あれば木仏も面を返す
・銭は阿弥陀ほど光る
・千金は死せず百金は刑せられず
・成るも成らぬも金次第
・人間万事金の世の中
・仏の沙汰も銭
・仏の光より金の光
・冥土の道も金次第
【英語】
Money makes the mare to go.
「銭ある時は鬼をも使う」の解説
「銭ある時は鬼をも使う」ということわざは、お金の力がいかに大きいかを示している言葉なんだ。これは、「金さえあれば、どんな難しいことや恐ろしいことでも、自分の望む通りに行動させることができる」という意味を持っているんだよ。
この表現は、金銭が持つ影響力や権力を強調していて、お金があれば通常は従わないような人や、恐れられる存在でさえも自分の意のままに操ることができるという考えを表しているんだね。ここで言う「鬼」は、通常は自分の意志に従わない強力な存在を象徴しているんだ。
例えば、ビジネスの世界では、十分な資金があれば、多くの障害を克服し、さまざまな人や組織を動かすことができるという事実を指して使われることがあるよ。
このことわざは、金銭が社会においてどれほど強力な力を持っているか、そしてそれによって多くのことが可能になるという現実を示しているんだね。ただし、この表現は金銭の力を肯定するだけでなく、その力が及ぼす影響や倫理的な問題について考えるきっかけを与えるものでもあるよ。
「銭ある時は鬼をも使う」の使い方
「銭ある時は鬼をも使う」の例文
- 銭ある時は鬼をも使うというが、彼は人の心もお金で買えると思っている。
- 銭ある時は鬼をも使うという言葉があるが、今の世の中、一部のお金持ちの資本家によって使われている大勢の人たちという構図で私も大勢の一人だが心は鬼にならないようにしたい。
- 銭ある時は鬼をも使うという言葉があるが、私は、人を使いたくないので、銭ある時は人に使われぬを目指したい。
- 銭ある時は鬼をも使うというが、お金持ちの彼はなぜか他人である市長の公用車で登校してきた。
- 銭ある時は鬼をも使うというが、校長先生は彼に頭が上がらない。
つまり、お金の力がとても大きいということを教えているんだね。