【ことわざ】
青天の霹靂
【読み方】
せいてんのへきれき
【意味】
快晴に、急に雷が鳴ることから、突然に起こった出来事のたとえ。
【語源・由来】
「霹靂」とは激しい雷鳴のことで、筆勢の激しさを表したことば。 「陸游」の詩「九月四日鶏未だ鳴かず起きて作る」に「青天に霹靂を飛ばす」とあるのに基づく。
【類義語】
・足下から雉が立つ
・足下から煙が出る
・足下から鳥が立つ
・寝耳に擂粉木
・寝耳に水
・藪から棒
・窓から槍
【英語訳】
A bolt from the blue.(青空から稲妻)
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「青天の霹靂」の使い方

国語の先生と算数の先生が結婚するんですって、青天の霹靂って言ったら大げさかもしれないけど、びっくりのニュースだわ。

ああ、やっぱり。僕は、あの二人が一緒に歩いているのを何度か見たからあまり驚かないかな。

ええっ?堂々とデートしていたってこと?へえ、意外と大胆な性格なのね。

ああ、もちろん学校の近くでじゃないよ。電車でおばあちゃんの家に遊びに行ったときにあの辺りで何回か見かけたんだよ。
「青天の霹靂」の例文
- 彼女は自分では上手くいっていた、しっくりいっていたと信じて疑わなかったので、夫から離婚の話を持ち出されたときは青天の霹靂だった。
- 青天の霹靂ともいうべきこの一撃は彼の剛直さを奪い、悲嘆は痛ましい嘆きの言葉となってあふれ、彼の命を奪いかねないほどのものであった。
- 青天の霹靂と寝耳に水と藪から棒がいっぺんにやって来たような感じで、驚きのあまり、何も返すことができずにその場に呆然と立ち尽くした。
- えー、このたびの受賞は全く青天の霹靂でありまして、えー、私のようなものがこの栄誉を受けようとは夢にも思っておりませんでした。
- 先週会ったときはあんなに元気だった彼の訃報は、私にとって青天の霹靂だった。
- 脇役として生きていくことを決めていた私にとって、今回の主役のオファーは青天の霹靂のようなものでした。