「仏作って魂入れず」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
仏作って魂入れず
【読み方】
ほとけつくってたましいいれず
【意味】
せっかく作ったのに、重要なものが欠けているというたとえ。いちばん大切なものが、おろそかになっていること。
「仏作って魂入れず」ということわざは、大事な部分が欠けていて、本質がない状態を表しているんだよ。
つまり、「形だけで中身がない」ってことやな。おっきな仏像作ったとしても、その中に魂を入れずんば、ただの物体やんてことやな。
これは、形だけじゃなくて中身も大切にせんとあかん、ってことを教えてくれるんやな。
【語源由来】
仏像を作っても、魂を入れなければ、ただの石や木と同じで、仏像としての役目を果たさないことから。
【類義語】
・画竜点睛を欠く
・九仞の功を一簣に虧く
【英語訳】
Ploughing the field and forgetting the seeds.
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「仏作って魂入れず」の解説
カンタン!解説
「仏作って魂入れず」っていうことわざは、僕らが何かを作るときに、最後までちゃんとやり遂げることが大事だっていうことを教えてくれる言葉なんだよ。
実はこれ、仏像を作ることから生まれた表現なんだ。仏像っていうのはね、ただの木や石を彫って作るんだけど、それだけじゃただの彫刻だよね。でも、その彫刻に「魂」を入れる儀式をすると、それは「仏」になるんだ。
つまり、物事を作るときは、最後までやり遂げないと、せっかくの努力も無駄になっちゃうよ、っていうこと。例えば、テスト勉強を始めたけど最後の復習をサボったら、せっかく覚えたことも忘れちゃうかもしれないよね。だから、何事も最後までちゃんとやり遂げることが大切だよ、っていう教えがこのことわざには込められているんだよね。
「仏作って魂入れず」の使い方
新しいサッカーチームを作るために、メンバーをたくさん集めたんだ。
チーム作りが順調に進んでいて、よかったわ。
それが、メンバーは集まったのに、一番重要な監督が決まっていないんだ。
それは大変ね。このままじゃ、仏作って魂入れずね。
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「仏作って魂入れず」の例文
- この小説は、ストーリーの構成が今までにないほど斬新で、とても自信があるのに、まだ主人公の名前が決まらない。これでは、仏作って魂入れずだ。
- 次のコンクールに出品する予定の絵は、完成間近になったけれど、最後に目を描きいれることがまだできない。仏作って魂入れずだ。
- 近所にできた新しい筋トレジムは、まだ腹筋マシーンがない。これでは仏作って魂入れずだ。せっかく腹筋を鍛えようと楽しみにしていたのでがっかりした。
- 新しい脚本が完成して、さっそく舞台の練習に入ろうと思ったが、仏作って魂入れず。肝心の主人公がまだ決まっていない。
- 次のシーズンに向けて、力のある選手が続々と移籍を決めてくれた。しかし、仏作って魂入れずで監督がまだ決まっていない。
- せっかく作った作品だけど、なにかが足りない。このままじゃ、仏作って魂入れずだ。