「相対の事はこちゃ知らぬ」の意味
【ことわざ】
相対の事はこちゃ知らぬ
【読み方】
あいたいのことはこちゃしらぬ
【意味】
当人同士が決めたことは、第三者にはあずかり知らぬことだ。
相談のなかったことに関しては、責任はないと拒絶する際に使われる。
「相」は鮎、「対」は鯛、「こち」は鯒の意で、魚の名をかけた語。「鮎鯛のことは鯒知らぬ」と書くこともある。
「相対の事はこちゃ知らぬ」ということわざは、当人同士が決めたことは自分には関係ないということを表しているんだ。
おお、それはな。つまり、「他人が決めたことには口出しせんほうがええ」ってことやな。
例えば、友達同士が二人で何かを決めたとしても、自分には関係ないことやし、あまり口を出さずに見守ったほうがいいんや。そんな感じやな。
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「相対の事はこちゃ知らぬ」の解説
カンタン!解説
「相対の事はこちゃ知らぬ」っていう言葉は、自分には関係ない、関わりたくないって思ってることを表してるんだよ。
この言葉、面白いことに、魚の名前を使って覚えやすくしてるんだ。「鮎(あゆ)」、「鯛(たい)」、「鯒(こち)」っていう魚の名前を合わせて、それを言葉遊びみたいに使ってるんだよ。
だから、誰かが二人で何か話をしていて、それに自分は関わりたくない、またはそれについて知らない、知りたくないときに、この言葉を使って「それは二人の話で、私には関係ないよ」って伝えることができるんだ。
「相対の事はこちゃ知らぬ」の使い方
あの夫婦が、仲人に離婚の責任をとれっていうのよ。
相対の事はこちゃ知らぬだよね。離婚は自分たちが決めたことだろうに。
仲人が勧めた結婚だから責任をとれって。
結婚も、最終的に自分たちで決めたことだろうに。
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「相対の事はこちゃ知らぬ」の例文
- 相対の事はこちゃ知らぬ。八つ当たりのように無関係の第三者に責任を擦り付けるな。
- 相対の事はこちゃ知らぬ。自分たちで決めたことは自分たちで最後までやるべきだ。
- 相対の事はこちゃ知らぬ。できると思って決めたことなら、できるんじゃないかな。知らんけど。
- 相対の事はこちゃ知らぬ。どうしようと泣きつかれても知らんがな。
- 相対の事はこちゃ知らぬ。事情が分からぬ第三者が口をはさむことはできないよ。二人でしっかり話し合ってくれ。