「雨、塊を破らず」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
雨、塊を破らず
「塊を破らず」は、「塊を動かさず」、「塊を犯さず」ともいう。
【読み方】
あめつちくれをやぶらず
【意味】
世の中がよく治まっているさまをいう。
「塊」は、土のかたまり、土くれ。
「雨、塊を破らず」という表現は、雨が静かに土に浸透していく様子から、世の中が落ち着いている平穏な状況を表しているんだよ。
ああ、わかるわかる。つまり、「世の中が穏やかに流れている」ってことやな。
雨が土の塊を壊さずに静かに浸透していくみたいに、世間もスムーズに動いてるってこと。これは、平和で落ち着いた状況を表現するのに使うんやな。
【語源・由来】
雨が静かに降り土の形を壊さずしみ込む意。
【出典】
「塩鉄論」水旱
【類義語】
・雨塊を潤す
・吹く風枝を鳴らさず
・五雨十風
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「雨、塊を破らず」の解説
カンタン!解説
「雨、塊を破らず」っていうことわざはね、世の中がとても平和で、何の問題もなくうまく運んでいる状況を表すんだよ。
例えば、雨が降るとき、雨粒は静かに土に落ちて、ゆっくりとしみ込んでいくよね。それと同じように、問題や困難なく、スムーズに物事が進む状況をこのことわざは描いているんだ。
つまり、「雨、塊を破らず」っていうのは、何の問題もなく、スムーズに物事が運んでいる、平和で落ち着いた状況を表しているんだね。
「雨、塊を破らず」の使い方
戦争が終わって、雨、塊を破らずね。
これが長く続くと良いな。
人間は愚かだから、雨、塊を破らずという状態が続くと飽きてしまい壊したくなるのよ。
愚かな生き物だね。
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「雨、塊を破らず」の例文
- 災害大国日本と言われるのに、災害が起こらず、雨、塊を破らずという状態だ。
- あの党が与党になってから、雨、塊を破らずだ。
- 悔い改めた人間のもとに救世主があらわれ、雨、塊を破らずとなった。
- 今年の気候は穏やかな日が多く、雨、塊を破らずだ。
- 雨、塊を破らずといえる世の中なので、不平や不満はない。