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【朝題目に宵念仏】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

朝題目に宵念仏

「朝題目に宵念仏」の意味(語源由来・類義語)

意味【ことわざ】
朝題目に宵念仏

【読み方】
あさだいもくによいねんぶつ

【意味】
定見のないことのたとえ。

「題目」は、日蓮宗で唱える「南無妙法蓮華経」の七字。「念仏」は、浄土宗で阿弥陀仏の名を唱えること。「南無阿弥陀仏」。
ことわざ博士
「朝題目に宵念」ということわざは、「一貫性がない」「定見がない」という意味なんだよ。
助手ねこ
ほぅなるほどな。つまり、「朝題目に宵念」は、一つの事にしっかりとこだわらず、あっちこっちと定見がブレまくってる状態を言うんやな。

朝と夕方で全然違うことをやってるようなもんやもんな。この言葉は、「一つのことを深く追求することの大切さ」を教えてくれてるんやな。

【語源・由来】
朝は日蓮宗の題目を唱え、夕方には浄土宗の念仏を唱える意から。

【類義語】
・朝題目に夕念仏

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「朝題目に宵念仏」の解説

カンタン!解説
解説

「朝題目に宵念」っていうことわざはね、本来は仏教の天台宗で行われる、朝に法華経を唱え、夜に念仏を唱えるという宗教的な行為を指すんだ。でも、このことわざは、その字義から転じて、「一日で意見が変わる、または立場がぶれる人」を指すようになったんだよ。

例えば、朝は日蓮宗の「題目」(法華経の主題である「南無妙法蓮華経」を唱えること)を唱えて、夜になると浄土宗の「念仏」(「南無阿弥陀仏」を唱えること)を唱える。これは、同じ日の中で宗教的な立場を変えることを意味しているんだ。

だから、「朝題目に宵念」っていうのは、一貫性のない、振り回されやすい、あるいは信念を持たない人のことを指して使われるようになったんだよ。それはつまり、「自分の信念をしっかり持って、ブレずに行動しよう」っていう大切な教えを伝えているんだね。

「朝題目に宵念仏」の使い方

健太
日本人は、朝題目に宵念仏って海外から批判されることが多いよね。
ともこ
慎み深さを良しとする国だからしょうがないのにね。
健太
ダイバーシティとか言いながら、海外の人たちは、日本文化を認めないんだね。
ともこ
おかしな話よね。
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「朝題目に宵念仏」の例文

例文
  1. 健太くんは、イエスマンで朝題目に宵念仏。定見というものがない。
  2. 両親は、教育に関して朝題目に宵念仏だったので、こうしなさいといわれたことはない。
  3. 朝題目に宵念仏で野放図な生き方をしている。
  4. 朝題目に宵念仏なともこちゃんは、こだわりなどなく目についたサプリメントを買っているようだ。
  5. 有権者が望みそうなことを並べ立てるが、実際のところ朝題目に宵念仏のような議員が多い。

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