【ことわざ】
明日の事を言えば鬼が笑う
【読み方】
あすのことをいえばおにがわらう
【意味】
未来のことなど予測できるわけがないのだから、あれこれとやかく言ったところで仕方がないという事。
気の早い事を言っても仕方ないと言う事。
ここでいう「笑う」とは、「せせら笑う」「あざ笑う」など、馬鹿にする意味です。
「なぜ、未来の話をすると鬼が笑うのか」という事に対しては諸説あります。例えば、「鬼は人間の先の寿命が分かっているもので、近いうちに死ぬ者が未来の事を危惧している様を見て笑った」という説等があります。
「なぜ、未来の話をすると鬼が笑うのか」という事に対しては諸説あります。例えば、「鬼は人間の先の寿命が分かっているもので、近いうちに死ぬ者が未来の事を危惧している様を見て笑った」という説等があります。
【語源・由来】
予測できるわけのない明日のことを話すと、鬼でさえ、せせら笑う事から。
【類義語】
・明日の事を言えば天井で鼠が笑う
・三年先の事を言えば鬼が笑う
・来年の事を言えば鬼が笑う
・来年の事を言えば烏が笑う
【対義語】
・昔の事を言えば鬼が笑う
【英語訳】
・Fools set far trysts.
・Nobody knows the morrow.
・speak of tomorrow and the demons laugh
【スポンサーリンク】
「明日の事を言えば鬼が笑う」の使い方

明日のテストはかなり自信があるな。勉強にとても気合いを入れたからね。

いつにも増して自信満々ね。

もし90点以上取れたら、お母さんからゲームを買ってもらえるんだ。そしたら、君にも貸してあげるね。

まだテストすらやっていないのに。明日の事を言えば鬼が笑うよ。
「明日の事を言えば鬼が笑う」の例文
- 老後の心配を今したところで、明日の事を言えば鬼が笑うし、なるようにしかならないよ。
- 明日の事を言えば鬼が笑うから、次の旅行先での天気を心配してもどうしようもない。
- 彼女とまだ会ってもないのに未来を妄想して喜んでいるだなんて、明日の事を言えば鬼が笑うぞ。
- 息子が海外留学にいくと聞いて、明日の事を言えば鬼が笑うと言うが、外国人のお嫁さんを貰う事を想像している。