「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
青海苔の答礼に太太神楽を打つ
【読み方】
あおのりのとうれいにだいだいかぐらをうつ
【意味】
ほんのわずかなお返しに、過大な返礼をすること。
青海苔という安価なものに対して、太太神楽の太鼓を聞かせるって、まるで釣り合わへんほどの返礼やねん。太太神楽は伊勢神宮に奉納される特別な神楽やけど、青海苔はそれに比べて価値が低いんやね。だから、ほんの少しのお返しに対して、過剰な返礼をすることを戒めてるんやなってことやねんてな。
【語源・由来】
青海苔のお礼に太太神楽の太鼓を聞かせることから。
「太太神楽」は、伊勢神宮に奉納する神楽。
「青海苔」は、伊勢名物。太太神楽よりはるかに安価。
【類義語】
・青海苔貰うた礼に太太神楽を打つ
「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」の解説
「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」という表現は、本来の価値や程度に比べて過大な返礼をすることを指しているんだ。
青海苔は伊勢名物であり、比較的安価な品なんだ。一方、太太神楽は伊勢神宮に奉納される神聖な神楽だよ。この言葉は、青海苔のようなごくわずかなお返しに、太太神楽のように過大な贈り物や返礼をすることを指しているんだ。
この表現は、物事の価値や程度に見合った返礼やお返しをすることの大切さを教えているんだ。相手の贈り物や行為に対して、必要以上の反応や返礼をすることは、無駄な浪費や過剰な行動となる場合があるんだ。適切なバランスを保ちつつ、お互いに相応しい形で感謝やお返しをすることが大切であるという教えを含んでるんだよ。
「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」の使い方
「青海苔の答礼に太太神楽を打つ」の例文
- 青海苔の答礼に太太神楽を打つと、相手が恐縮してしまうだろう。
- 青海苔の答礼に太太神楽を打つというように、もらったものには三倍返しをすることにしている。
- 青海苔の答礼に太太神楽を打つのように、豪華な品をお返しでもらってしまった。
- 青海苔の答礼に太太神楽を打つというが、こんな高価なものは受け取れないよ。
- 青海苔の答礼に太太神楽を打つのように、もらったのと同等のものを返してもつまらない。感謝の気持ちもコミコミでお返しをしよう。
青海苔のお礼に太太神楽の太鼓を聞かせるという例えに由来するよ。「太太神楽」は伊勢神宮に奉納される神楽であり、一方で「青海苔」は伊勢の名物でありながら、太太神楽に比べてはるかに価値が低いものなんだ。