【ことわざ】
ああ言えばこう言う
【読み方】
ああいえばこういう
【意味】
相手の言うことに素直に従わず、いちいち理屈を言い逆らうこと。
言葉による言い争いのこと。
【語源・由来】
「ああ」は、「ああでもないこうでもない」や「ああだこうだ」など、「こう」と一緒に使い、自分が言ったことに対していちいち反論すること。
【類義語】
・右と言えば左(みぎといえばひだり)
・山と言えば川(やまといえばかわ)
【英語訳】
But me no buts.
オウム事件の際に上祐 史浩(じょうゆう ふみひろ)という人物に対して「ああいえば、上祐」といわれました。これはオウム真理教時代に幹部の中で麻原彰晃に「NO」といえるのは上祐だけといわれたためです。
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「ああ言えばこう言う」の使い方

健太くん宿題やってないの?

宿題はやったよ。ただ家に忘れちゃっただけ…

ああ言えばこう言う…それやってないのと同じ!

ごめん…次は忘れないようにするよ…
「ああ言えばこう言う」の例文
- 「片付け終わったの?」「終わってないけど母さんも洗濯終わってない」ああ言えばこう言う
- ああ言えばこう言う性格に周りの人たちは困っている。
- あの人はああ言えばこう言う人だから説明するのは嫌だなぁ。
- 怒られているのにああ言えばこう言う人は相手に嫌われる。
ああ言えばこう言うというのはただ単に相手に反論することを自体を指すのではなく、反論した内容が屁理屈または理屈が通っていない場合に使います。
基本的に「ああ言えばこう言う」とよく言われている人は自分が言っていることが絶対に正しいと思っている方が多いので素直に相手から言われたことを受け止め自分の行動や言動を振り返ったほうが良いですね。
相手から言われたことは「怒られた」と解釈するのではなく「自分のために言ってくれている」と考えたほうがよさそうですね。